2016/04/05

私はプールの監視員

小さいときからのコンプレックスのひとつは、
「熱くなりきれないし、
かといって冷たくもなりきれない」ことでした。

周りが「これいいよね!」って言ってることに
100パーセント「だよね!」って言えない。
でも、「そうは思わない」っても言い切れない。

「ここはいいけど、でもここはよくない」
なーんて言ってしまうと、
周りの空気に水を差すことになってしまう。
それを疎んじられたことも多かったし、
がんばって
「だよね!」って言ってたこともあったけど、
自分の気持ちと裏腹に言ってるから、
「そう思ってないよね」って見破られることも。

「いいよね」と言えないのは
自分に情熱が足りないからなのかもしれない。
でも、自分が感じているものを感じてないことにして
「いいよね」と言うのも、なんだか違う。

大人になって
自分のいる環境を選べるようになって
だいぶその居心地の悪さは減ってきたけど、
でもやっぱりどっちつかずの自分は、
どこかでコンプレックスに感じていたのです。

*

先日、友人の高坂翔輔さん
話をしていたときに、
たかさんにこんなことを言われました。

「はるなちゃんすごいな!
って思うとこはね、

人でもモノでも
それと対峙したときにね
自分のポジションを変えられること

その熱さに
同調したほうがいいのか
あえて引いてみた方がいいのか

その人や
そのモノの
魅力を引き出すには

どの温度で伝えたらいいのか
それをね、使い分けられること


使いわけてる?
私が?

ただ、そう言われると
思い当たるところも。

そういえば、
私は、無意識のうちに、
何事に対しても
両極端の考えを聞いてから
自分の立ち位置を決めてる。

熱くも冷たくもなりきれないけど、
熱さも冷たさも知ろうとした上で、
これに対しては
私はこの位置に立とう、
と決めている。

この
「熱さも冷たさも知ろうとした上で」
っていうことが、
私にはとても大事なポイント。

もちろんすべては理解しきれないし、
両極端を知るって
疲れるし振り回されるんだけど。笑

でも、ひとつの視点しか持てないのは
たまらなくイヤ。
全面的に賛成!とか反対!とか、
そんなことはなくて、
きっとどっちも混ざってるはず。

「◯◯な反面××」
っていう表現が、
私にとってはすごく心地いい。

どちらかになりきれない感じが
ここにも出ているのだけれど・笑、
この変温動物っぽさが、
まさに自分なんだなあ。


はるなちゃんは、
プールの監視員みたいな役割だよね

流れを読んで、危なそうな人がいたら
ピピーッて笛を鳴らせる、
みんなが安全に遊ぶために必要な人

周りが熱くなりすぎたときに
「本当に?」って警告を鳴らして、
温度調節ができる

でもはるなちゃんて
フィンランドもだし
サッカーをはじめスポーツに
かなり熱いでしょ?

自分が「これはいい!」って思うモノに
チカラ注ぎたいんだと思うんだよね

その上で
冷静で客観的に見れて
モノが書けるって
本当にすごいと思うの

だから、ホットになれるテーマに対して
クールな視点で書けるんじゃない?


わー、そっかー!
私、プールの監視員だったんだ!

どっち側にも立てない劣等感を
ずーっと抱えてきたけど、
監視員ならそれも納得。

遊べ遊べー、って煽ることもできるし、
危ないよー、って笛を鳴らすこともできる。

相手やモノを中心に置いて、
そのときどきによって、
自分のポジションを変えている。

それがきっと、
「クールな視点」ってこと。


「しかも、プールの監視員って、
渦中にいられないさみしさもあるけど、
渦中にいないからこその楽しさもあるじゃん?

みんながいないときに
ゆうゆうと泳げるし」

そうだねー!
あの広いプールをひとりじめできるのは
かなり嬉しいこと。

それに、
ちょっと離れたところで観察してるからこそ
気配とか雰囲気を感じ取れるのかもしれない。

*

「その人の気配まで言葉にしたい」
と思っている私にとっては、
一歩引いたところから
物事を観ることが
何よりも大事なことです。

近すぎると見えないこともある。

「プールの監視員」
と言ってもらえたことで、
私はそういう立ち位置でいいんだな、
と思えたのはとても嬉しいことでした。


ちなみに、たかさんは
私と正反対で、
熱く熱く
「これがいいんだよー!」と語れる人。

宗教を始めたら、
すごい数の信者を集めるはず。笑


そうなりたいなあと思ってきたけれど、
私はやっぱり
そういうタイプじゃないみたい。

私は私なりに、
プールの監視員の道を歩もうと思います。


---
◎自分自身とつながり、発信力が変わるストーリー発掘Skype講座
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2016/03/31

「ひとことで言うと、 気持ちのいい講座でした」

「ひとことで言うと、
気持ちのいい講座でした」
という
【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】の
感想をいただきました!

いただきたて、
まだほやほやの感想です。


◎3回の講座を受けて、感じたこと、気づいたことは何ですか?
自分の中に、ストーリーがちゃんとあるのだなぁと
改めて感じました。漠然とした想いが、
講座を受けるたびに整理されていくのが
楽しくてうれしかったです。
そして、自分が思っているより
ずっとたくさんのストーリーが
自分の中にあることに気づいて、驚きました。
また、各回が終わってからの振り返りや
すべてが終わってからの振り返りのたびに、
自分のストーリーが
よりシャープに洗練されていくように感じました。

◎講座を受けて、何がどう変わりましたか?
「子どものために」と思う自分がいました。
でも、講座を受けてそれだけじゃなく
「私もそれを求めているんだ」
と言えるようになりました。
自分があたりまえにやってきたことが、
自分の良さであったり得意なことであると
認めることができるようになりました。

◎工藤春奈へのメッセージ
講座の中で春奈さんが言ってくれた言葉で
忘れられない言葉があります。それは、
「えみちゃんは、学校の先生じゃなくて
えみちゃんでいたいんだね。」という言葉。
そう。私は私でいたいのです。
子どものために居場所を作りたい、
という想いももちろん本物だけれど、
それと同じくらい
私の居場所も作りたいと思っていました。
気づかせてくれてありがとう。

素敵な文章を書く人はやっぱり素敵。
素敵な人は素敵な文章を書くのかな?
やっぱりここでも、文章の書き方などのスキルより
どんな想いを持って
文章にどんな想いを乗せるかなんですね。
春奈さん、受講して本当によかったです。ありがとう!




感想をくださったのは、
河井恵美さん です。
えみちゃんのブログは→こちら


新潟県で養護教諭として働くえみちゃんは、
学校ではないところで、
子どもが「生きてるのが楽しい」と思え、
自分がもっと自分になれる安心な場所を
つくりたいと思っておられます。

これまでの養護教諭の経験上、
ストーリーの元になるものは
本当にたくさんありました。

その中から
「どうしてそういう場所をつくりたいのか」
「どうしてえみちゃんでなくてはならないのか」
「えみちゃんだからこそできる関わり方は何か」
を端的に表すエピソードをピックアップし、
えみちゃんが自分の思いを乗せたことで
とても素敵なストーリーに仕上がりました。

出来上がったストーリーは
きっとえみちゃんの思いを
雄弁に語ってくれるはず。

えみちゃんがつくる
あったかいフリースペースができるのを、
私も心待ちにしています。

えみちゃん、素敵な感想をどうもありがとう!


自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座では、
おひとりおひとりのこれまでと
これからを結ぶ
揺るぎない糸を紡ぎます。

「そういえばこんなこともあった」
「今思い出したんだけど」、
そんなことからも
ストーリーの種を発掘します。

そして、
1回読めば
たとえ面識がなかったとしても
「なんだかファンになっちゃいました」 
と言われるような、
魅力的なストーリーを仕立てていきます。


現在、4月期の受講生を募集しています。
詳細はこちらから


自分自身とつながると、
嬉しくて楽しくて、
自分に自信を持てます。
発信力だって、自ずと変わります。

自分自身とつながることが、
自分の目指すものに到達する
最初の一歩なのかもしれません。

---

2016/03/28

ストーリーを書くときに陥りがちな罠って?

ストーリーを書くときに
陥りがちな罠って
なんだか知ってますか?



そう、
「ストーリーを書こうとして
ヒストリーを書いてしまう」こと。

つまり、
それに関わったことすべてを
書こうとしてしまうんですね。


たしかに、
ストーリーとヒストリーが
重なるところはあるかもしれません。


だけど、
ストーリーはヒストリーじゃない。


なぜそれをやっているのか、
なぜそれでなくてはならないのか、
なぜ自分なのか、
という内容について
いちばん魅力的に見せる要素を
編集してつくりあげるのが、
私が発掘するストーリーです。

だから、自分では
たいしたことがないと思っていたことも
記憶の彼方に行ってしまっていたことも
まったく関係ないと思っていたことも
ストーリーの種になる。


これまで
たくさんの人に取材させていただいた経験を
存分に活用して、
その「関係ない」と思っていたことが
「本当は関係あった」ということに
気づくきっかけをつくり、
それを活かすストーリーづくりを
指南していくのが、
【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】です。


現在、4月期の
受講生を募集しています。


先日、
私の仕事のしかたやスタンスについて、
友人から
とても腑に落ちる言葉をもらいました。

なぜ私がこの講座をやっているか
ということに、
私自身が改めて納得。

それはまた改めて記事にしますね。



2016/03/23

情報が集まり、新しいアイデアと新しい関係が生まれる条件

今日は片道100キロ弱のドライブを経て、
ある企業さまの取材で
福島に行きました。

取材に行くといつも思うけれど、
私が取材させていただくのは
みなさん本当にいい方たちばかりで、
見ず知らずの私に対して
実に気さくにお話してくださいます。
私もこうありたい。


今日はお2人の方にインタビューしたのだけれど、
お2人とも共通しておっしゃっていたのが、
「情報は自分から発信しないと、周りからも来ない」
ということ。

最初に話を伺った女性は
「聞き飽きるほど上司に言われてるんです」
と笑っていたけれど、
次に取材させていただいた男性も
同じことを言ったことに
すこし驚いてしまいました。

「思ってるだけじゃ伝わらないですからね。
それで何度も失敗してるので、
『こういうことをやってるんだけど、
現場ではどうなのか教えてもらえる?』
って自分から聞くようにしてるんです」
と話してくださった男性。

そのために心がけていることも
やっぱりお2人に共通していて、
もう社風としか思えませんでした。


情報を発信するのって、
勇気がいります。

自分の思いを表現するのも、
やっぱりどこかで腹を括ることが必要です。

でも、思ってるだけじゃ伝わりません。


自分から発信するからこそ、情報は集まる。
そして、情報が集まれば、
新しいアイデアと新しい関係が生まれるはず。

それを、いつも忘れずにいたいなと思います。


そのために私ができるのは、
自分だけのストーリーを発掘し、
それを発信していくためのサポート。

自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座、
4月期の受講生を募集中です。


---
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2016/03/21

曲と時間が共有させてくれる思い

あっという間に2週間以上経ってしまったけど、
5日(土)は
山形交響楽団の第251回定期演奏会
に行ってきました。

母が音楽を教えていて
ピアノはおもちゃがわり、
という環境で育った私にとっては
クラシックは当然のようにそこにあるもので、
いつからか自分もピアノを弾き、
クラシックの世界にどっぷり浸かって
いつかは音楽の道に進みたい、
と思っていました。

悲しいかな、音楽の才能は
その本人にも限界が見え、
結局はそちらには進めなかったのですが、
今でもクラシックは
私の基本であり、立ち返る場所でもあります。


オーケストラがうらやましいのは、
たくさんの人と合奏できること。

ピアノは基本的にひとり、
または連弾でふたりで弾くもので、
よっぽどのことがないと
コンチェルトは演奏できないから、
自分以外の音を聴きながら一緒に演奏するときの
あの心が震える感じは、
やっぱりたまらなくうらやましいなあと思います。


今回のメインは
ブルックナーの交響曲第2番。
山響はこれまで数年かけて
ブルックナーの交響曲を演奏してきたのですが、
今回の2番でブルックナー・チクルスは終了とのこと。

その最後にふさわしく、
繊細で、でも圧倒的な演奏でした。

ブルックナーは
好き嫌いが分かれる作曲家だと言われていて、
私は大好き。
なぜかいつも、冬景色が目の前に広がります。

ブルックナー自身はオーストリア生まれで、
北国に住んだことはないはずなのに、
なぜなんだろう。
しかも、「敢然と立ち向かう」という言葉が
思い浮かぶのです。


その「立ち向かう」対象が何なのか、
今回ちょっと腑に落ちた気がします。
たぶんその冬景色は、孤独を意味している。

同じ冬景色を思い浮かべる作曲家は
私にとってはシベリウスもそうなのだけど、
シベリウスが「孤独を内包する哲学者」だとしたら
ブルックナーは「孤独に立ち向かう冒険者」。

シベリウスが孤独を抱えて
内側に深く入り込むと感じられるのに対して、
ブルックナーは
敢然と勇気を持って、
その孤独を超えていこうとしている。

たぶん、私はその思いに
心を震わされるのです。


第1楽章から涙がこぼれ、
ひとつひとつの音が
細胞の奥深くまで入り込んでいき、
指先や爪先まで
ブルックナーの音に満たされた演奏会でした。
あまりの音にやられて、
終わったあとは放心状態。

あんなすごい演奏を
地元の山形で聴けるのは、
本当に嬉しかった。


終了後、
遠く千葉からこの演奏会のために
山形に来ていたゆうすけさん
話す時間を持ちました。

ビオラ弾きとしての
演奏者の目線から聴く話は、
やっぱり私には知り得ないことがたくさんあり、
演奏のことも、仕事やら生活のことやらも
うまく言葉にはできないような、
深い思いを共有できた時間になりました。


同じ時間を過ごした人だからこそ、
伝わって理解し合えることがある。

そしてその一方で、
何百年の時を経て演奏される曲に、
きっとその当時と同じように
涙をこぼして感動することもある。

真ん中にあるのは、
関わる人の真摯な思いだけ。


そんなことを思った、
とても素敵な3月の夜でした。

2016/03/17

魂の声を聴けば、人生は動き出す

なぜ自分がそれをやっているのか、
なぜそれでなくてはならないのか、
そんなことを探り当てれば、
人生そのものがシフトすることだってある。

以前講座を受けていただいたT.A.さん。
最初の講座の前に
「自分の商品やサービスについて
紹介文を書いてください」
という宿題を出すのですが、
そのときはこんなことを書いていらっしゃいました。

---
小学校で教員をして9年目です。
仕事で最近、得意なことは、
崩壊したクラスの立て直し。
対応不可能と言われた保護者と仲良くなること。
離席率95%だった転校児童に居場所をつくること。
教員になってから習得したスキルは、
カラーセラピー、レイキ・マスターエッセンシャルゼロ、
パッションテスト、エネルギーマスターなどなど
行動心理学マニアです。
最近よくおこっている現象は、
例えば、①朝、ばったり会った人に悩みを打ち明けられる
②新幹線でばったり出会った人に、相続の相談を受ける。
③薬を取りに行ったところでばったり出会った元保護者に、
子どもの喧嘩の相談を受ける。…これがずっと続く
好きなことは、
飲み屋や市場などで出会った人と話をすること。
銀座にビルを建てた社長などなどと、
インスピレーションに飛んだ楽しい時間を過ごしながら、
珍しいお酒や美味しい物までいただけるから。
今一番のテーマは、心の平和が世界平和。
---

このときはまだ
「私の今のサービスや商品…はて…」
と言っておられたAさん。

講座中に
じっくりAさんのお話を聞いていくと、
・Aさんが言った言葉が、いつのまにか言われた人のものになって
最初からその人の中にあったかのように根づいている
・子どもたちの変化を心から信じて、
本当の意味で子どもたちを見守るという関わり方ができる
・子どもたちに本気でぶつかり、ぶつかってきてもらえる
ということがわかり、
それらを活かしたストーリーづくりをしてきました。

そして、講座のあとにできた
新しいストーリーが、これです。
ぜひぜひ読んでみてください。

---
「○○さんは、こんな事が得意ですね」と伝えたことが、
次にお会いした時に、
「~が得意なのです」と返ってきたり、

「〇〇さん、こんな才能があるから
~をやってみたら」と伝えたことが、
次にお会いした時に、
「私は、~するために生まれてきたから」
と返ってきたり

どの人も、私が最初に伝えたことをすっかり忘れていて、
最初私は、「私が言ったことなのに忘れてる」
と感じて不満だったのですが、
考えてみればそれぐらい、
その人にとって「自分のこと」になっていて、
笑顔で私に返してくれるというのは、嬉しいこと


私は、自分のことを
ずっと「異質」だと思ってきた
人の中にいても、どこかいつも馴染めない
なぜなら、ふっと感じてしまう「違和感」に
疲れてしまうことが多かったから

結婚式のお祝いの席で、二人の別れが分かってしまう
元気そうにふるまっている友達の些細な一言から
抱える心の痛みを感じてしまう
優秀な子どもを自慢するお母さんが、
本当は虐待をしていることに気づいてしまう

なんだかこんなことが毎日のようにおきるので、
休日には倒れ込んだり熱を出したり

だから、自分を保つために、
さまざまなことを学んで、
自分の「感じる力」を訓練してきた

今では、怒り狂った人の
本当は「仲良くしたい」という
心の声が聞こえて問題をするりと解決したり、
挑戦すること恐れている人の
本当に望む姿が見えてきたりするようになり、
その人の価値や才能を見つけられるようになった
次のステージに飛躍したい人の背中を
ぽんと押せるようになった

そうしたら、
人と一緒にいることが楽しくなって
仲間が増えた


今までの経験で、「天才の種」は、
意外にも、
目を背けていたネガティブな感情や思考、
体験の中からも見つけられる

まるで、泥水の中に咲く蓮の花の種のように、
その「天才の種」は、さらに見つけにくく、
目を背けたまま、蓋をしたまま
生涯を終える人もいて
蓋をしたまま生きていく人の表情は
まるで魚のよう

でも、もしふんばって向き合って、
「天才の種」を見つけることができたら、
それは人生の「ギフト」となり、
その後の人生は大きく変化
まるで、オセロで端っこをとった時のように、
パタン、パタンと様々なことが転換し、
大きな変容となる

これらは、実際に私が体験したこと


「天才の種」にもステージがあって、
 今、自分が人生で何が出来るのかを
模索している人にとっての「天才の種」は、
 「よさ」であり、「才能」であり、
喜びに満ちた人生を送るための「生きがい」

 今、自分の使命が何かを探している人にとっての
「天才の種」は、
 生まれて来たときに魂に刻まれた、
最高の人生を生きるための「価値」

 今、自分の使命に既に気付いて、
次のステージに行きたい人にとっての「天才の種」は、
 その存在そのもので宇宙に貢献できる
「人としての在り方」
 
 それぞれの人生のプロセスで育つ「天才の種」

「天才の種」は最初、とても小さくて、
自分で見つけられる人はほぼいない

じっと話を聞く中で、
よくも悪くもその人が「こだわっていること」
繰り返す行動や言葉の中に潜む
その人らしさに
私が引っかかって言葉をなげかけると、
その人の「天才の種」に、かちっとスイッチが入り、
その人の「天才の種」に、かちっとスイッチが入ると、
その種を育てずにはいられなくなる
磨かずにはいられなくなる
行動せずにはいられなくなる

なぜなら、その種を育てる、磨くプロセスそのものに
苦労があったとしても、
大きな喜びと幸せが約束されているから

一人一人がもつ、小さな小さな「天才の種」は
まるでダイヤモンドの原石のよう
土の中から見つけ出されて、磨かれることで、
輝く光を放ち、
周りにたくさんの奇跡を起こす光となり
やがてとても大きな価値となる
そんな奇跡を見てみたい
---

小学校の先生として
働いてこられたAさんは、
この3月で退職され、
学校ではない場所で
「天才の種」を発掘する活動を始めます。

Aさんからいただいた
講座の感想をご紹介しますね。
---
Q. 一言で言うと、どんな講座でしたか?
 余分なものを捨てて、自分の中のエッセンシャルを探り当てる講座

Q. 講座を受けて、何がどう変わりましたか?
 発信したいことが明確になる
 明確になると、転職をしたくなる 
 ということで、3月末で退職することに決めました。
 退職をすることを静かな心で伝えたら、応援してくれる人ばかり
---

Aさんは、私のことを
「春奈さんは「魂の声」が聞こえる方だと思います。」
と表現してくださいました。


魂の声を聴けば、
人生は動き出します。

私は
ストーリーを発掘するという形で
それをお手伝いしているだけ。

人生を動かしていくのは、
ご自分の魂の声です。

自分とつながるということは
自分の魂の声を聴いて
人生を動かしていくこと。

そうすれば、おのずと
発信力だって変わっていきます。


【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】

▼受講コース
(1)月曜日午前中コース
(ご自宅等で仕事をなさっている方向け)
4月11日、25日、5月9日(月)10:00〜12:00

(2)水曜日夜コース(お勤めの方向け)
4月20日、27日、5月11日(水)19:30〜21:30

(3)土曜日午前中コース
(週末をご希望の方向け)
4月16日、23日、5月7日(土)10:00〜12:00

詳細・お申し込みはこちらから

あなたは、魂の声、聴けていますか?


自分自身とつながり、 発信力が変わるストーリー発掘Skype講座 4月期募集中です

自分のストーリーを考えるときは
ついつい大きな出来事ばかり思い出してしまいがち。

でも、あなたのストーリーの種は、
きっと自分では忘れてしまっていたような、
小さい出来事に隠れているのかもしれません。


そのストーリーの種を、
一緒に見つけていきませんか?

種が育ったから今に至っていると
自分で自分に確信を持てたら、
あなたは今よりももっと輝き出せます。


【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】

▼受講コース
(1)月曜日午前中コース
(ご自宅等で仕事をなさっている方向け)
4月11日、25日、5月9日(月)10:00〜12:00

(2)水曜日夜コース(お勤めの方向け)
4月20日、27日、5月11日(水)19:30〜21:30

(3)土曜日午前中コース
(週末をご希望の方向け)
4月16日、23日、5月7日(土)10:00〜12:00
 
*振替受講も可能です。ご相談ください。

▼内容
<第1回目:理由と過去の思いの掘り起こし>
 自分だけのストーリーは、
 誰かに聞いても見つかりません。
 あるのは自分の過去にだけ。
 理由や自分の過去を
 じっくり振り返ることで、
 もともとの自分の思いに
 気づいていきます。

<第2回目:魅力的なストーリーに
必要な要素と自分への応用>
 魅力的なストーリーにするためには、
 必要不可欠な要素と、
 組み合わせていくことで相乗効果を
 狙う要素がいくつかあります。
 それをお伝えし、
 自分自身の過去が
 どれに当てはまるのかを
 確認していきます。

<第3回目:文章のブラッシュアップ具体策>
 自分で書いてみた
 サービスや商品の紹介文について
 参加者同士で率直な意見を交わし、
 どこを改善すると
 もっと良くなるかをお伝えします。
 その後、
 書き直しに取り組んでいただきます。

<フォローアップ>
 3回の講座を踏まえて
 紹介文を書き直していただき、
 お互いにフィードバックし合い、
 私からのアドバイスをお伝えします。

*内容については
予告なく変更になることもございますので、
あらかじめご了承ください。

▼この講座を受講すると
◯自分でも忘れていた
自分自身を思い出すことができます。
◯自分が何を大事にして
どういう理由でやっているか、
自分が本当にやっていることは何かを
自覚することができ、
思いがより強くなります。
◯自分に自身と誇りを持てることで、
発信力が高まります。

▼受講料
37,800円(事前にお振り込みください)

▼講師
工藤春奈

▼お申し込みはこちらからどうぞ!
PC用:https://www.mshonin.com/form/?id=382445687
スマホ用:https://www.mshonin.com/sp/?id=382445687
携帯用:https://www.mshonin.com/i/?id=382445687


忘れていた鍵を見つけて、
自分自身という扉を開けましょう。

2016/03/14

「ちょっかん」が腑に落ちたセッション

今月のはじめに東京に行ったのは、
会いたい人に会いに行く
という目的のほかに、
高松芳光さんの
ビジネスプロファイリング体験セッション
を受けるためでもありました。

私の師匠でもある
林ゆう子さんがお勧めする方なら
きっと間違いない、と思ったからです。


この高松さんのセッション、
変性意識状態という
通常の状態とはすこし違う状況下で、
自分の脳の特性(ブレイン・コア)と
人生のミッションを探っていくのです。
一種のトランス状態みたいなものですね。



セッション自体は120分なのですが、
2時間という長丁場とは思えないほど
あっという間の時間。

しかも私、このセッションの間じゅう、
とても不思議なことに、
自分の体の体積が変化しているのを感じていました。

最近、
「ベイマックス」という映画がありましたよね。
あのベイマックスや、タイヤのミシュランの
ミシュランマンみたいに、
自分の体が膨らんで
すごい厚みを持っている感覚だったのです。

しかも、それが嫌な感じではなく
ただ厚くなったよね、というそれだけのことで、
それがまた不思議でした。

そして、
セッションの最初に
顕在意識で導き出した価値基準の1位は
「表現」
だったのですが、
潜在意識(=本音)での価値基準の1位、
すなわちブレイン・コアは
「直観」
だったのです。


私の周りには、
「直感」を大事にしている方が
とてもたくさんいます。

そして、私は
自分にそうたいした直感がないことを
知っているからこそ、
直感という言葉に
すこしコンプレックスを持ってもいたのでした。

でも、セッション中に出てきた言葉は
「ちょっかん」。
よくよく考えてみると、
それは「直感」ではなくて
あくまでも「直観」なのです。

私にとっての「直観」は、
文字どおり
物事を真っ「直」ぐに「観」ること。
そして、その本質をとらえること。

それに思い至ったとき、
「ちょっかん」に対する
いろいろな思いが
すうっと解消し、
同時に腑に落ちたような気がしました。

そして、どんな状態になれば
成功モードに入れるのか、
自分の人生のミッションは何か
ということまで、
セッションの中で
知らず知らずのうちに
自分の言葉として発することができるので、
より自分の思いを強固にすることができる。

私の場合、
取材時にも原稿を書くときにも
物事をまっすぐに観ることを
心のどこかで意識するようになって、
きちんと目の前のことに
焦点を合わせられるようになった感覚があります。

意識するのとしないのとでは、
たとえ同じことをやっていたとしても
まったく違う結果になるんですね。
そのためのキーワードを知れたのは
本当によかったと思います。


このブレイン・コアと
人生のミッションを知ることのできる
高松さんのビジネスプロファイリングセッション
4月末日まで限定で受けられるそうですよ。

顕在意識で思っていること(建前)と
潜在意識で思っていること(本音)が
まったく違うことだってよくあります。

自分ではなかなかわからない本音を
ビジネスというチャンネルに合わせて
引き出せるこのセッション、おすすめです。
気になった方はぜひ問い合わせてみてくださいね。

*

ここからは余談。

あとから気づいたのですが、
私はマヤ暦(13の月の暦)で言うと
KIN3、青い電気の夜。

そして、「青い夜」のキーワードのひとつが
なんと「直観」なのです!

不思議なシンクロに、
私にはやっぱり「直観」が大事なんだなあ
と思った出来事でした。

2016/03/11

つながるための3.11

3.11という日。

今日は2件取材がありました。

そのどちらもが、震災には
まったく関係のない取材にもかかわらず、
インタビューさせていただいた4人の方の
5年前の3.11に触れることになりました。

それに関する質問はしていないのに、
みなさん、自分から話してくださる。
私は、ただそれを聴くだけでした。

あの日、
自分は何をしていたか。
どんな思いで、
何を考えていたのか。

今日の今日まで面識のなかった私に
そうやって5年前のことを
自ら話してくださる方々を目の前に、
つながることは知ることから始まる、
と思ったのでした。

5年前はお互いを知らなくても、
あのとき、あの時間に
何をして何を思っていたのか、
それを知るだけで、
それまでよりもすこしだけ
お互いのことを知ることができる。


あの日のことは
一生忘れることはありません。

でも、こうやって
3.11という共通の経験で
お互いの経験と感情を
共有することで
つながることができるなら、
あの哀しみも、
無駄ではなかったのかもしれません。

自分はまだ生きている。
生ききるしか、ないのだと思います。


2016/03/08

自分でも忘れていたことが鍵になる

いろいろなところで、
「ストーリーがあると物が売れる」
と言われています。

たしかに、それはそうですよね。
この目の前にある物に
どんなストーリーがあるのか、
それを知ってしまえば
買いたくなる人は多いはず。

それは、対象が物ではなく、
人であっても同じことです。


実際、
自分がどうしてこれをやっているのかが
はっきりしている人は揺るぎませんし、
着実にファンを増やしていっています。

でも、それって
「自分がどうして今のことをやっているか」
という、
目先の理由だけではありません。


過去の自分の思わぬところに、
今やっていることの理由があったりするのです。


林ゆう子さんのテイクオフプログラムで
同期だった松井江津子さん
ヨガとベビーマッサージの先生でしたが、
現在は第4の人生として
イメージコンサルタントの勉強をされています。

それだけ聞くと
大きく針路を変えたように思いますが、
実は
・以前からファッションに興味があった
・モデルにスカウトされたこともある
と聞くと納得しませんか?

そして驚くのは、
スカウトされたことがあるということを
ご自分ではすっかり忘れていらしたこと。
(きっと私だったら
頭の中でエンドレスリピートさせて、
執念深く覚えているはずです!笑)
私の講座を受けて、
ふっと思い出されたそうです。

とってもお綺麗な江津子さんが
イメージコンサルタントとして活動するのは
ごくごく自然なことですが、
その裏にはこんなことがあったのだそう。

こんな経験を掘り起こし、
ベビーマッサージの先生だったからこそ
願うことと
これからイメージコンサルタントとして
活動するからこそ願うこと
などを掛けあわせながら、
江津子さんだけのストーリーをつくっていきました。

こんなふうに、
自分でも忘れていた「そういえば…」が、
今の仕事につながっているケース、
とっても多いんですよ。


江津子さんからは、こんな感想をいただいています。
---
本当に講座を受けて、
忘れていたことを沢山思い出すことができました。
それが出来たから、
自分の今があることに確信が持てました。
---

自分のストーリーを考えるときは
ついつい大きな出来事ばかり思い出してしまいがち。

でも、あなたのストーリーの種は、
きっと自分では忘れてしまっていたような、
小さい出来事に隠れているのかもしれません。


そのストーリーの種を、
一緒に見つけていきませんか?

種が育ったから今に至っていると
自分で自分に確信を持てたら、
あなたは今よりももっと輝き出せます。


【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】

▼受講コース
(1)月曜日午前中コース
(ご自宅等で仕事をなさっている方向け)
4月11日、25日、5月9日(月)10:00〜12:00

(2)水曜日夜コース(お勤めの方向け)
4月20日、27日、5月11日(水)19:30〜21:30

(3)土曜日午前中コース
(週末をご希望の方向け)
4月16日、23日、5月7日(土)10:00〜12:00
 
*振替受講も可能です。ご相談ください。

▼内容
<第1回目:理由と過去の思いの掘り起こし>
 自分だけのストーリーは、
 誰かに聞いても見つかりません。
 あるのは自分の過去にだけ。
 理由や自分の過去を
 じっくり振り返ることで、
 もともとの自分の思いに
 気づいていきます。

<第2回目:魅力的なストーリーに
必要な要素と自分への応用>
 魅力的なストーリーにするためには、
 必要不可欠な要素と、
 組み合わせていくことで相乗効果を
 狙う要素がいくつかあります。
 それをお伝えし、
 自分自身の過去が
 どれに当てはまるのかを
 確認していきます。

<第3回目:文章のブラッシュアップ具体策>
 自分で書いてみた
 サービスや商品の紹介文について
 参加者同士で率直な意見を交わし、
 どこを改善すると
 もっと良くなるかをお伝えします。
 その後、
 書き直しに取り組んでいただきます。

<フォローアップ>
 3回の講座を踏まえて
 紹介文を書き直していただき、
 お互いにフィードバックし合い、
 私からのアドバイスをお伝えします。

*内容については
予告なく変更になることもございますので、
あらかじめご了承ください。

▼この講座を受講すると
◯自分でも忘れていた
自分自身を思い出すことができます。
◯自分が何を大事にして
どういう理由でやっているか、
自分が本当にやっていることは何かを
自覚することができ、
思いがより強くなります。
◯自分に自身と誇りを持てることで、
発信力が高まります。

▼受講料
37,800円(事前にお振り込みください)

▼講師
工藤春奈

▼お申し込みはこちらからどうぞ!
PC用:https://www.mshonin.com/form/?id=382445687
スマホ用:https://www.mshonin.com/sp/?id=382445687
携帯用:https://www.mshonin.com/i/?id=382445687


忘れていた鍵を見つけて、
自分自身という扉を開けましょう。

2016/03/07

静かに満ち足りるために

3月に入ってからのこの1週間は、
会いたい人に会いに行って
やりたいことをやった週でした。

直前に決めた東京行き。
1泊2日の日程に
めいっぱい予定を詰め込んだので、
都内をあっちへ行きこっちへ行き、
それでも会えなかった人、行けなかった場所が
たくさんありました。

妹みたいなしょこちゃんと会い(写真撮るの忘れた!)、
荻窪の6次元でナカムラクニオさんと延々語り、
おまけに、あるリトルプレスの編集の方と
ナカムラさんとの打ち合わせに同席させてもらい、
なるほどー、と思うことしきり。
私はまだまだだなあ。

6次元はとても居心地のいいお店でした。


次の日は、とってもお久しぶりの
林ゆう子さんとお会いして近況報告など。
こうやって今仕事ができているのは、
ひとえにゆう子さんのおかげです。

そして、そのあとは
ビジネスプロファイリングセッションを受け
(これもすごい体験だったので、
あとでちゃんと書きます)、

さらにそのあとは、
ごっしーこと五島愛ちゃん
洋服のスタイリングをしてもらうという濃密な時間!

その日の夜には
とってもとっても嬉しいご依頼もあり、
幸せで満たされた2日間でした。

金曜日の夜も
会いたい人に会いに行くために車を走らせ、
土曜日は脳天のしびれるような演奏を聴いて
その時間を共有した友人と語り合い。



私はなんて幸せなんだろうと思います。

たくさんの人に恵まれて
「会えてよかった」と言ってもらえて。

受け取っているのは私のほうなのに。

静かに満ち足りる、とは
きっとこういうことを言うのだと思います。

私から溢れたこの気持ちを、
ゆっくり静かに循環させていきたいなあ。


そして、静かに満ち足りるために、
会いたい人にはちゃんと会いに行って、
やりたいことはちゃんとやろうと思うのです。



2016/02/26

合奏と取材の共通点

20年近くピアノを弾いていましたが、
そのほかにも、
5年間、フルートを吹いていました。
ピアノよりずっと向いてなくて
下手っぴだったけど、
それでもフルートを吹くのは楽しかった。

ピアノはひとりで弾くことが多いけど、
フルートを吹いていた当時楽しみだったのは、
みんなで合奏すること。
ひとりだけじゃ絶対に出せない和音の厚みに、
たまらなくぞくぞくしたものです。


オーケストラや吹奏楽で
合奏の前に欠かせないのはチューニング。
「ラ」の音に音程を合わせる、あれです。

またあの時間がたまらなく好きだったんだけど、
それはきっと、
同じ「ラ」なのに
バラバラだった音が
すこしずつひとまとまりになっていく、
そのプロセスが好きだったからだと思います。

*

取材の仕事は、基本的に一発勝負。
何回も連続して話を伺うこともあるけれど、
おおむね「はじめまして」の状態で
インタビューさせていただくことが多いです。

名前や職業の情報はわかっているけれど、
どんな人なのかは、それだけではわかりません。

先日の取材のとき、
同席していたある会社の営業さんに
「工藤さんはやっぱり気持ちを引き出すのが
すごくうまいなーと思います。さすがですね。
何か気をつけてることはあるんですか?
テクニックとか」
と聞かれたんです。


そういうふうに言われるのは、とっても嬉しいこと。
でも、何か意識してるかなあ?

心理学を学んだから、傾聴のスキルは
多少知っているし、たしかに使うけれど、
それだけに気を使ってるわけでもない。
むしろ、そのスキルは意識してないことが多い。

じゃあ何を意識してるんだろう…と考えて、
口をついて出てきた言葉は、
「チューニングすること」で、
ああ、たしかに私は
チューニングすることを意識している、
と思ったのです。

*

チューナーを使うときは、
自分で出した音を
チューナーに合わせていきます。
基準はチューナー。

だけど、人は機械じゃないから、
いつも同じ音が出るとは限りません。

どんな楽器でも、温度によって
音の高低差ができるように、
人にだって、その人の基準の音があります。

同じ「ラ」の音でも、
440Hzと442Hzではだいぶ違う。
「ラ」とひとくくりにしてしまえばそれまでだけど、
実は違っているということだって珍しくありません。


だから、取材のときに気をつけているのは、
その人の発する言葉にチューニングすること。
ただ、相手の言葉を
そのままの重さで受け取ること。

「あ、今、合ったな」
と思える瞬間があると、
言葉がとてもなめらかになり、
そのあとの取材はとてもスムーズに進みます。

これは講座でも同じこと。
相手の言葉のピッチに、
私を合わせていく感覚です。


音楽をやっていきたいと思っていながら
結局その道には進めなかったことを
今でもちょっと残念に思っていたりするけど、
でもこの感覚はきっと、
音楽でしかつかめなかったもの。

そう考えると、
音楽をやっていたことだって、
十分今に役立っているじゃないか、と思うのです。


2016/02/17

ほんとうについた嘘よりももっと悪いこと

 みんな嘘なのかもしれないな、と思った。とんでもないすけこましで、たださすらいたいだけかも。しばられたくないだけかも。そういう可能性も大ありだった。
 でも説得で彼の考えを変えられるわけでもないし、そんなのたくさん見てきた。説得の嘘ワールドを。
 ほんとうについた嘘よりももっと悪いことは、自分の考えで人を動かそうとすることだ。たとえよかれと思っていたって、そしてどんなに軽くても重くても、罪は同じだ。他の人の考えがいつのまにか自分のつごうがいいように変わるように、圧力をかけるなんておそろしいことだ。
(吉本ばなな『ハチ公の最後の恋人』メタローグ p47〜48より)


 大学時代に何回も何回も繰り返し読んでいたのが、吉本ばななの『ハチ公の最後の恋人』という本だ。呉服町通りの江崎書店で平積みになっていた場所も、そこに午後のやわらかい光が当たっていたことも、今でもくっきりと覚えている。『キッチン』ですでに有名になっていた吉本ばななの、それほど熱心ではなかった読者だったのに、なぜかこの本だけは最初の数行を読んでそのままレジに持っていき、アパートに帰ってそのまま読みきったのだった。

 スピリチュアル、という言葉がまだまだ知られていなかった当時、この本は私にとってはスピリチュアルの一風変わった入り口となり、またたくさんの触発される言葉を含んだ本でもあった。そのひとつが、冒頭の引用部分だ。

 自分の考えで人を動かそうとすることが悪いこと…? むしろ、自分の考えで人を動かせたら自分に力があるということではないか、と考えていた私にとっては、あまりに衝撃的な言葉だった。何回も読み返して、読み返すだけでは飽きたらなくなって、手帳にまでこの文章を写していたほど。

 それでも、当時は、わかったようなわからないような、という状態だったのだと思う。今なら、たしかにそのとおりだ、と言える。もっと軽やかに、しなやかに影響を与えるのならいい。自分の考えを正当化して何になる。説得なんて、誰もされたくはないのだ。

 私は、今、誰かを力で説得しようとはしていないか。

2016/02/14

自分が本当にやっていることは何だろう?

前回の記事の続き。

「本業は何?」
と言われることが増えて、
そうか、私がやっていることは
他の人から見たら
まったく違うことをやっているように見えるんだ、
と気づきました。

まあ、そうかもしれないよね。
ライター業とヨガ講師が
別物に見えるのは、よくわかります。


でも、じゃあ
なぜ私が矛盾を感じずに
両方やっているかというと、

どちらも「つなぐ」ことだから。

書くことというのは、
私にとっては
テーマと読む人をつなげるための
橋渡しをする作業。

そして、言葉にならない
自分のモヤモヤした感情に
適切な表現を与えることでもあり、

語る言葉を持たない・わからない人に
「それってこういうことだよね?」と、
その言葉を手渡すことでもあります。


一方、「ヨガ」とは
もともと馬と馬車をつなぎとめておく
くびきという道具が語源になっているそう。
それが転じて、
「つなぐ」という意味になっています。

ヨガでつなげられるのは、
自分の体と心、
そして主観と客観。

ヨガでポーズができるかどうかは
あまり問題ではなく、
できると思っていたことがたしかにできる、
できると思っていたことができない(逆も然り)、
できないならその理由を認識する、
ということが
とても大切だと思っています。

それが自分自身とつながるための
第一歩だから。

私の場合、ヨガをすると
今の自分自身を客観的に見ることができるのは
そういう理由からだと思います。


表面的には
ぜんぜん違うことをしているようだけど、
「つなぐ」という意味においては、
私は同じことをやっている。
ただ、それだけなのです。


たとえ
他の人からは不思議に見えたとしても、
そこに芯が通ってさえいれば
揺らぐことはなくなる。

その「芯」が、
「自分が本当にやっていることは何だろう?」
という問いの答えなのだと思います。


あなたが、本当にやっていることは何ですか?


2016/02/07

工藤春奈が本業

先日、
EテレのSWITCHインタビュー 達人達(たち)
「厚切りジェイソン×金田一秀穂」の回を見ました。

言わずと知れた言語学の第一人者である
金田一秀穂さんと、
"Why Japanese People!?"で大ブレイクし、
昼は芸人、夜はIT企業役員として働く
厚切りジェイソンさんのクロスインタビューです。

ふたりとも、
私にとっては言葉の人なので
見ていてとってもおもしろかった。
「あるあるー!」というところも、
「へええ、そう思うんだ」というところも。

その中でひとつ、
うわー、私もこう言おう、
と思った言葉がありました。

それが、
「生き方が本業」
です。


芸人とIT会社役員、という
一見交わるところのない仕事をしている
厚切りジェイソンさんは、
「本業は何?」とよく聞かれるのだそうです。

厚切りジェイソンさんの解釈では、
「本業」という言葉には、
「人は『人間=仕事』と考えていて、
本業以外のことはできない
という意味がこめられている」
とのこと。

その上で、
「ジェイソンはジェイソン。
全てのことが本業。
生き方が本業」
と言っていたのです。


これ、すごくよくわかる。

以前の会社にいたときは
秘書業務と執筆・校正業務を
どちらもやっていたし、
そもそも執筆と校正だって
どっちが本業なの?って言われたし、
今は取材・執筆をしながら
週1回ヨガも教えてる。

傍から見たら、
「本当は何をやってる人?」
になることもあるみたいです。

でも、私にとっては
どれも矛盾がなくて、
どっちもやりたいことで、
本業って言われても…っていう感じ。


「本業」っていう言い方は、
自分以外の人が自分のことを
「あの人はこういう人だ」
と第一義的に認識するために
使う言葉なのかなあ、
とぼんやり思ったりもしています。

だとしたら、
自分が自分のことを思うには
必要ない言葉。


前回の記事にもつながるけど、
私の本業は
工藤春奈を生きること、
と言い切って生きていきたいなあ。


金田一秀穂先生の本は
何冊か読んだことがあるけど、
厚切りジェイソンさんのこの本
読んでみようと思います。

2016/01/31

もっと、私になる

これまでずいぶん、
たくさんの嘘をついてきました。


私のことを
「わりとしっかりしてる人」
と思ってくれている人も多いと思います。

でもね、最近気づいちゃったんですよね。
私、ぜーんぜんしっかりなんてしてない。


そう見られているのだとしたら、
私がその役割を一生懸命演じてきたからです。

なぜだかいつも
そういう役回りになる、と思ってきたけど、
それは無意識のうちに自分で選んだだけ。
「しっかりしてる」って
見られたかったんだと思います。

そしてその理由は、認められたかったから。
それも、自分じゃなく、他の人に。

他人に承認されることだけが、
自分の存在価値を
自分で認められる理由だと思っていたから。

きちんとしてなきゃいけない、
できる人でいなきゃいけない、
みんなに好かれなきゃいけない
って思い込んでました。


だからいつも
「できない・わからないって言いたくない」
って思ってたし、
そのくせ、内心自信があることに対しては
謙遜ぶって
「えー、できませんよぉー」
って言ってた。

演じてるからストレスが溜まって、
そのうち疲れて大爆発するパターン。

楽しそうに結果を出している人が
妬ましいというより憎らしかったし、
それを人間関係にまで持ち込んで、
一方的に嫌ったり
距離を置いたりすることも多々。

いやー、ほんっと嫌味な奴です。笑


今の私は、
忘れ物は多いは、
時間の見積もりは甘いは、
言われたことはすぐ忘れるは、
およそ「きちんとしてる」とは程遠い。

でも私、前よりも自分が好きです。

しっかりしてない自分もいるってこと、
素直に認められるようになりました。




ここ数年、
それまでとの生活が一変する
1年1年を送っています。

それは考えてみると、
ほかの誰かに預けっぱなしにしていた評価軸を
自分の手元にすこしずつ取り戻すような作業。

できないことは「できない」と言って、
できることはちゃんと「できる」と言う、
やりたいことは「やりたい」と言って、
知りたいことは「教えてください」と言う、
ただそれだけでも、
きっと変わってくるんだと思う。


何年か前に
「占い師さんとかが
『あなたはこっちの道に進んだらいいよ』
って決めてくれたら楽なのに」
って言ったこと、今でも覚えています。

たしかに、それは
ある意味では楽なこと。
だけどそれじゃ、私の人生じゃない。


自分のダメな部分も認めて
それでも自分としてやっていく。
それは、私にとっては
「本来の自分になっていく」ことです。

誰かの期待に応えるために演じた
私ではなく、
誰かの期待とは違っても
自分の期待に応えられる自分でありたい。


今年の目標は、
「もっと、私になる」こと。


誕生日という節目の日に、
決意を込めて。


2016/01/24

読むまで死ねるかっ

読むこと、
寝ること、
食べること。

私の生活の楽しみは、
主にこの3つ。

一時期は
ブログのタイトルにしていたほどです。


その日のうちにやることが
すべて終わって、
お風呂上がりの体が
ほかほかしていて、
あとはもう寝るだけ!
という状態でベッドに入るのは
この上ない幸せだし、

お腹がペコペコの状態で
ごはんを目の前にして、
うわあおいしそう!
って思ってるときの自分は
きっと満面の笑みを浮かべてるはず。


それと同じように、
書店や図書館に行くと、
「これから読む本が
こんなにたくさんあるなんて、
なんて幸せなんだろう!」
と思います。

以前、ときどき読んでいた
読書ブログは
「読むまで死ねるかっ」
というタイトル。
秀逸だなあ、と思っていたっけ。


未読の本がたまることは
ちょっと焦ることであることと同時に、
これだけたくさんの世界に
触れることができるだろう、
という期待の表れでもある。


自分で買った本、
本好きの友達が貸してくれた本(往年のオリーブも!)、
図書館で借りた本、
どれも私には等しく幸せなもの。

↑未読本のうち、これは自分のもののみ


「読むまで死ねるかっ」な気持ちで、
きっとこれからも読みつづけるんだろうな。

今日は、
池澤夏樹さんの
『うつくしい列島』を注文しました。

---
◎自分自身とつながり、発信力が変わるストーリー発掘Skype講座
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2016/01/19

さようなら、クウネル

マガジンハウス刊行の
ku:nelという雑誌が好きでした。

ムックという形だった
最初の号から
欠かさず買っていたのは
何年間のことだったか。

よっぽどじゃないと
申し込まないと決めている
定期購読をしていた時期もあったなあ。

「ストーリーのあるモノと暮らし」
というコンセプトは、
当時の私にとっては
とてつもなくグッとくるもので、
その場面の切り取り方も
誌面のつくり方も、
毎回とても楽しみでした。

キャラクターは
Suicaペンギンでおなじみの
さかざきちはるさんが描くクウネルくん。

真っ黒でユーモラスな体型で、
食べることと寝ることが大好きな
クウネルくんに、
少なからず親近感を抱いたりして。

私自身の趣味嗜好が
すこしずつ変わってきたこともあって、
最近は買ったり買わなかったりだったけど、
必ず書店でチェックはしていました。

        *

毎年楽しみにしていた
クウネルくんカレンダーを
今年は生産しない、と聞いたのは
昨年の10月くらいのこと。

なんでだろう、と不思議に思っているうちに
聞こえてきたのは、
編集部はいったん全解散、
ku:nelという名前は引き継ぐけれど
全面リニューアルする、という風の噂。

明日が、その新しいクウネルの発売日です。

        *

リニューアルという作業は
とてもとても難しいものだということくらい、
編集者のはしくれだったから
よーく理解しています。

もともとファンが多いものなら、
そのハードルはさらに高くなります。

でも、名前を引き継ぐなら、
せめてコンセプトだけでも
引き継いでほしかった。

読者層から何からリニューアルするなら、
違う名前でやってほしかった。


大事に大事に胸に抱えて
足早に家に帰るような、
そんな雑誌がなくなったことを
心から残念に思います。

さようなら、クウネル。


---

2016/01/16

ようこそ、この世界へ

みんな、君を待っていたよ。


大変なことだってある。
泣きたくなることだってたくさんある。

でも、それ以上に
この世界は素敵なところだよ。


まだまだ小さいその手で、
自分の欲しいものを
しっかりつかんでいくんだよ。

生まれてきて、おめでとう。


先日、姪っ子が生まれました。



You are not trying...You are whining.

好きで得意なことを
仕事にできているから、
「仕事が嫌だ」と思うことは
以前より随分減りました。

でも、そうは言っても、

「あーあー、
やる気出ないなあ、
こんなにがんばってるのに
結果は出ないし
誰も認めてくれないし…」

こんな気持ちになることだってある。


そういうときに見るのが、
この映画です。

この横暴(!)な上司に
翻弄されつつも、
自分の本当にやりたいことを見つける
というストーリーは、
そのファッションの華やかさもあいまって
何回見ても
「私もがんばろう」と思える。


その中でも、いつもぐさっと来るのが、
"Andy, be serious.
You are not trying...You are whining."
というセリフです。

自分のミスを咎められて落ち込んだ
主人公のアンディに、
同僚のナイジェルが言う言葉。

「アンディ、真剣になりなさい。
君は努力していない。
めそめそ愚痴を言っているだけだ」


努力しているつもりになっていないか。
傲慢になっていないか。
自分のことしか考えていないか。

何よりも、真剣かどうか。

私にとっては、
仕事に取り組む
自分の姿勢を問いなおす
きっかけになる映画です。


Are you trying?


---
◎自分自身とつながり、発信力が変わるストーリー発掘Skype講座
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2016/01/14

商品を売る、その先にあるもの

今年はハーフマラソンを走ると
張り切っている夫の
ランニングシューズを買いに、
スポーツ用品店に行ってきました。

その店員さんに声をかけたのは、
まったくの偶然。

すでにお目当ての商品は決まっていて、
試し履きも終えてこれを買うと決めて、
「展示品以外に在庫があるかどうか
店員さんを呼んで確認してもらおう」
という状態でした。
(白状しますが、私、
「あそこにヒマそうな店員さんいるよ!」
なーんて失礼なことぶっこいてました…)


にこにことやってきてくれた人が、
実はすごい店員さんだったんです。


在庫を出してもらうだけのつもりだったのに、
その店員さんもランナーで、
しかもフルマラソンを走るような人で、
以前はアシックスを使っていたけれど
今はニューバランスのユーザーだということ。

ニューバランスのランシューを
買おうとしていた夫に、
決めていた商品以外にも
そのランシューのどこがいいかを
的確に説明してくれるのです。

ソールの固さ・柔らかさ、
ゲルの有無、
ソールに入っているラインの意味、
それがどういう人に合っているのか、
なぜこういうつくりになっているのか、
そんなことを
科学的な理由も含めて話してくれました。

話しぶりから、
その人がニューバランスの商品が好きで
実際にとてもいいと思っているから
お客様に勧めているということを
自然に窺い知れます。

私はランニングをしないし、
ランシューズのことはちっともわからないけれど、
そんな私でも
この店員さんのすごさはわかる!と思えるほど。


お店に入って
店員さんに話しかけられるのが嫌なのは、
「売りたい」「買ってほしい」
という意図がみえみえの、
ただの販売員として
仕事をしているだけの人が多いから。

でもその人は、自分の知識と経験から
相手に合ったシューズを提案できる人でした。

帰りがけには、
「トレーナーの資格も持ってますので、
もし何か怪我をしたり聞きたいことがあったら
いつでもご相談くださいね」
という言葉もかけてくれる心遣いまで。

私は商品を買っていないのに、
すっかりその人のファンになってしまいました。


店員さんにとっては、
商品を売ることが仕事の第一義。

でも、この店員さんは
お客様が何を求めているのかを
自然とキャッチして、
本当に望んでいることを叶えるために
商品を売っているのだなあと
感じられた人です。


このお店にも、
こんな人がいたんだなあ。
先日に引き続き、
またもプロの仕事を垣間見せてもらいました。


---
◎自分自身とつながり、発信力が変わるストーリー発掘Skype講座
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2016/01/13

人のために時間と手間を割く

以前講座を受けていただいたOさんから、
嬉しいお届けものがありました。

銀座にある、
「空也」のもなかです。


1回食べてみたかったので
とても嬉しいギフトでした。


このもなかは
予約しないと買えないことが多く、
しかも地方発送をしていません。

デパートなどからも出店の引く手あまた、
でも店舗は銀座の1店舗のみ。
お菓子の種類もとても少ないのです。

場所にしても種類にしても
手を広げすぎると
味が変わってしまうし、
手作りのおいしさを
そのままお客様に届けたい
という思いからだそう。

つまり、確実に買うためには
予約をして、
そして店舗に行かなければならないのです。

ご自身もお忙しいのに、
わざわざ銀座まで足を運んで
買って送ってくださった
そのお心遣いに、
何よりも感動します。


人のために
時間と手間を割くって、
できそうだけれど
なかなかできないこと。

しかも、
喜んでそれをできるかどうか。


もなかと一緒に
送っていただいたのは、
私を思ってくださる
あたたかい気持ちです。

Oさん、
本当にありがとうございました!


評判に違わずおいしい「空也」のもなか、
ぜひお試しを。

---
◎自分自身とつながり、発信力が変わるストーリー発掘Skype講座
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2016/01/12

すでにあるものを活かす

昨日の夕方、
すこしドライブして
行ってみたかったお店に行ってきました。


果樹園が経営するカフェの
2店舗目。
直売所に併設されています。

本店(っていうのかな)にも
行ったことがあって、
ランチもデザートも
とてもおいしかったので
こちらも期待して行ったのですが、
期待通りでした。


このお店の何が好きかって、
「すでにあるものを活かしている」こと。


果樹園だから、
もちろん果物がふんだんにある。
それをちゃーんと活かして、
果物を使ったメニューが
たくさんあるカフェという形にしている。

新たに何かを持ってきたり、
付け加えたりしているわけではないのです。


これって仕事にも通じるな、
と思います。

私たちはついつい
「これをもっと勉強しなきゃ」
「資格を取らなきゃ」
「今のままじゃいけない」
って思って、
どうしても新しいものを
身につけなければと思ってしまいがち。


他でもない私が、まさにそうでした。

「はるなちゃんは言葉の人でしょ」
といろんな人に言われていたのにもかかわらず、
そこには目を向けずに
「でもこんなのみんなできることだし」
「でも私じゃなくてもいいし」
「だって独立するなんて考えてなかったし」
と、
デモデモダッテになっていたのです。


だけど、最初にやるべきなのは、
まず今の自分に何があって、
それを使って何ができるのか
を丹念に見ていくこと。


そう思うのをいったん棚上げして
「今の私で何ができるか」を
考えるようになったら、
そのための宝はたくさんありました。


たくさんの本を読んできたこと。
書くことだけは辞めずに続けられてきたこと。
編集者としてもディレクターとしても
働いたことがあること。
文章に何を求められているかがわかること。
相手がなかなか言葉にできていないことを
さりげなく引き出すことができること。
その人の言いたいことを
その人が書いたような文章にできること。
相手の中にものがたりを見いだせること。


これらは、私にとっては
果樹園のフルーツと同じものです。

あって当たり前。
だからこそ、それを活かす方法を考える。

それが、いちばん自然で
いちばん力を発揮できること
なのかもしれませんね。


今、私が力を発揮できるのは
【自分自身とつながり、 
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】
です。

自分のストーリーを発掘したい、
どれが自分をいちばん魅力的に
見せられるストーリーかを知りたい、
という方は
ぜひいらしてくださいね。

あなたにも、
もうすでに、
あるのです。