2015/08/22

「コツン」で「のに」を減らしたい

今日の午前中は、
すでに水面下で開催している
ストーリー発掘モニター講座でした。

そのときに、
私が何を大事にして話を聞いているか、
質問しているのかが
イメージとして描けた瞬間があったんです。

それは、「コツン」があるかどうかということ。

取材でも講座でも、話を聞く時間は多くなります。
そのときに、
どうしても止まって確認せざるを得ないポイントが
必ずあるんです。

自分のことはなかなか見えていませんから、
魅力につながるとは思ってもいなかったことを
サラッと一言で終わらせる方もいます。
自分ではこれが最終的な答えだと思って、
その手前のことを言っている方もいます。

そういうときは、どうしてなのかはわからないけれど
どうも引っかかるんですよね。
「そうなんだー」と流せないところがあるのです。

そこを掘り下げていくと、
実はすごいエピソードを持っていたり、
もっと奥に、
さっきとは違う思いを抱いていたりすることがあります。

それに気づくと、みなさん
「ああー、そうだったんだ……」
とおっしゃいます。

そうおっしゃったあとは、
もちろん、言うことが変わってきます。
心なしか声まで明るくなったりも。

そんな瞬間に立ち会えることが、
とっても嬉しいなあと思えるんです。

人間にはいろんな面がありますから、
キーワードによって、
さまざまなストーリーを仕立てられます。

その中で私がやっていくのは、
その人が提供しているサービスや商品を
もっと魅力的に見せるためのストーリーづくり。

「コツン」を大事にすることで、
「ここを出すと、この商品はもっと売れると思うのに」
「あの人、せっかく◯◯なんだからそれを出せばいいのに」
という
「のに」を減らしたいと思っています。

「コツン」と「のに」。
私にとっては、大事なキーワードになりそうです。

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