2015/12/31

エンジン全開宣言!

毎年、
クリスマスから年始にかけての
気ぜわしくもどこか浮かれた感じが、
たまらなく好きだなあと感じます。

さて、2015年も
もうあと数時間で終わり。

ここ数年は
いつもいつも言っていることですが、
今年も転機の1年になりました。
(どれだけ変わるんでしょうね、私・笑)


今年はふりだしの1年。
まだ新たな1歩を踏み出したばかり。

来年は
エンジン全開でがんばります!


このブログで、
今年読まれた記事ベスト5を
リンクしておきます。
*記事中の講座の申し込みリンクは当時のものです


あなただけの魅力的なストーリー、発掘します
この記事はダントツでしたねえ。
私がやりたいことは、まさにこれ。
そして、その元になるものは
自分の中にしかないんです。


もう、こんな文章は卒業しましょう!
そうそう、こんなことも書きました。
こういう文章を書いていては、
せっかくのいいものが伝わらなくて
本当にもったいない。
こういう文章、卒業のときですよ。


私が間違えていました…
自分のやっていることは
自分がよくわかっている、という思い込みを
「違うってば!」と壊してくれた
テイクオフプログラムの同期の方たち。
あのとき言ってもらってありがたかったなあ。


自分自身の思いの強さは文章で変わる?
「言霊」という言葉があるように、
思ったことを言語化すれば、
それは「ほんとうのこと」になっていきます。
だからこそ、自分自身の思いを、
気づかなかった感情を、
文章にしていくことが大切なんです。


幸せの連鎖が起こるとしか思えない
これは本当にうれしい感想でした。
自分自身の思いを、エネルギーあふれる言葉で
表現していけば、幸せの連鎖が起こるのは当然。
そのために私の講座が役に立つのなら、
こんなに幸せなことはありません。


来年も、このブログで、
またFBで、リアルで、
どうぞお付き合いくださいませ♪



---
◎自分自身とつながり、発信力が変わるストーリー発掘Skype講座
◎工藤春奈のFacebookはこちら

2015/12/30

あなたはどんな◯◯の人ですか?

突然ですが、問題です。

この人、なんという人でしょう?

(画像はお借りしました)

はい、そのとおり!

ハムの人です。


名前を知らなくても
「ハムの人」
と言われれば、
ああー、あの人ね、
と言われそうな別所哲也さん。

「ハムの人」として
たくさんの人に認知されている。

これは立派なブランディングです。


別所哲也さんの場合、
CMでのキャラクターという
「ハムの人」たるゆえんがありました。

つまり、15秒や30秒のCMが
ハムの人としての
ストーリーになっているわけです。


あなたの周りにいる、
あなたが大好きな
「◯◯の人」
「◯◯な人」
を思い浮かべてみてください。

あなたが惹かれる理由は何ですか?


きっとそこには、その人だけの
ストーリーが隠れているはずです。


あなたはどんな◯◯の人ですか?

あなたには
どんなストーリーがありますか?

---
自分自身とつながり、発信力が変わるストーリー発掘Skype講座
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2015/12/29

「リバウンド王桜木よ!!」

FBにも書いたのですが
今さらながらスラムダンクにハマってます。

いやー、名作ですねえ。
周りの人が「読め読め」と言う意味が
今になってよーくわかります。

まだ読んでいる途中なのですが、
おおっ、と思ったシーンをひとつ。

主人公の桜木花道が
ティップオフ前に監督の安西先生に
「リバウンドは君が制するんですよ」
と言われた試合のハーフタイムに、
片思い中の相手に
言われた言葉。


自分がやることが明確になり、
それをやることで相手に認められて
「リバウンド王よ」と言われ、
ますます自信をつける、
というシーンです。


これ以前の試合では、
リバウンドを取るなんてことは
桜木花道は意識していなかったはず。

でも、監督の指示で素直にそれをやり、
もっとリバウンドを取るために
何をやればいいのかを考え、
実際に結果を出し、
そして周りもそれを認めてくれる。
そうしたらもっと自信を持って
リバウンドを取ることに集中していける。

理想的なサイクルだなーと思います。
これ、ビジネスでもいっしょですよね。


リバウンド王桜木。

私なら、
「ストーリー王(女王?)春奈」
になるのかな。

あなたは、どんな「◯◯王◯◯」ですか?

---

2015/12/28

25年遅れの

言わずと知れた『スラムダンク』。
  
調べてみたら、
連載開始は1990年だそう。
実に25年遅れで
現在進行形でお借りして読んでいて、
今さらドハマりしています。
 
私自身は超絶運動音痴で
人並みにできるのは水泳だけだけど、
スポーツを観るのは何でも大好き。
『スラムダンク』を読みたいなー
と思ったのも、
パスラボ山形ワイヴァンズを
観に行くようになって、
ルールがちょっとでもわかればなあ、
と思ってのことでした。
 
でも、
「『スラムダンク』読んだことない」
って言うと
「ええーっ!あれは絶対読んで!」
「不朽の名作」
「むしろ読んだことない人いたんだ」
といろんな人に言われる始末で、
そんなにすごいのかー?
と思ってたけど、
 
す ご か っ た 。
 
ワイヴァンズの試合を見ながら
スラムダンクのシーンの
話をする人の気持ちが、
なんだかわかる気がする。
  
いやー、これは名作ですわ。
(今さら感たっぷり笑)
 
スポーツマンガとしてはもちろんのこと、
できないことが
ちょっとずつできるようになっていく、
やりたかったことを
「やりたいです」って
勇気を持って人に言う、
どのようにすれば
自分の得意なところを伸ばして
チームの役に立てるか、
なーんてところは
ビジネスにも通じるものがあるね。
  
年末年始は、
スラムダンクの世界に
どっぷり浸る予定です。
 
ちなみに私、
三井がスキー。
あなたの好きなキャラは誰?


2015/12/26

自分でも自分に気づいていく

年の瀬というタイミングだからか、
なんとなく今年1年を振り返っています。


林ゆう子さん
テイクオフプログラムを終了して、
数ヶ月が経ちました。

いちばん変わったのは、
「私は、人のストーリーを書いていく」
と心の底から思えていること。


これまでは、同じことを言いながらも
「でも、そういう人はいっぱいいるし」
「私じゃなくてもいいかもしれない」
と、どこか不安で、
いつも揺れていたように思います。

特に昨年の今ごろは
不安いっぱいで、というよりも
離れるしかないとわかっているのに
不安しかないからなんとかしがみついていたい、
という思いしかなくて、
そんなみっともなさをさらけ出す自分も嫌で、
まったく前を向けない状態でした。

当然、自分がこれからやっていくことなんて
言えるわけがなくて。


でも、テイクオフプログラムで
ゆう子さんにご指導いただいて、
私は私のやりたいことに気づいたんです。

それは、やっぱり
人のストーリーを書いていく、ということでした。
それ以外はありえなかった。


この意志を持って
グラウンディングしている感覚です。
これが、たぶん、腑に落ちるということ。

*

先日、講座に参加してくださった方から、
こんな感想をいただきました。

---
講座中、丁寧に質問をしてくださったので、
その質問に答えながら
私も私に気付いていく
という体験をして面白かったです。
(佐橋さん、シルバージュエリー作家、愛知県)
---

*

「自分のことは自分がいちばんよくわかっている」
とはよく言われますが、
それ、本当に?

私は、今でも
自分のことはさっぱりわかりません。

でも、やりたいことが何なのかは、
自信を持って言える。


それはきっと
講座を開催することを通じて、
参加してくださる方と同時に、
何回も私が私に気づきなおしているから。


気づけば気づくほど、
その思いは強くなっていきます。

自分の思いの源泉に気づいて、
明かりを灯すことができれば、
自分のやっていることを
隠したり躊躇したりせずに
発信していけるようになります。


丹田に力を入れられる感じ
っていうのかなー。
揺るがないって、いいものですよ。


次はどんな方が
自分に気づきなおすのか、
楽しみにお待ちしています。


【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】
>>>詳細はこちらからどうぞ!


2015/12/22

私の講座は浅漬けの素?

いつのまにやら日にちは流れ、
今日は冬至ですね。
マヤ暦では私のKINバースデーでもあります。

今月に入ってから取材の依頼が続き、
なかなかブログに向きあう時間が取れませんでした。

ですが、
うれしい言葉をいただいたので
久しぶりに復活です。

*

先日、ある方に
私が講座で何をやっているかをお話したときに、
「あなたは浸透圧の人なんだね」
と言っていただいたのです。


「???」となる私。


浸透圧って、あの、
漬け物ができる原理ですよね?


「そうそう、まさにそれ。
相手の中にあるものを
浸透圧を使って引き出していく。

だから、相手にとっては
自分の中にあると気づいていないものが
本当はあったんだ、と
改めて気づく時間になる。


そのためにあなたは
自分の濃度を
相手に合わせて細かく調整しているんだろうし、
その調整のしかたがうまいんだね。

『ああ、そういえば』って
言われることが多いのは
そのせいだと思うよ。


『私の講座は浅漬けの素です』
って言っていいんじゃない?

でも、その講座で書けるものは
きっと古漬けだと思うけどね(笑)」

*

…正直、ちょっと泣きそうになりました。


自分がやっていることを
こんなふうに言ってもらえるんだなあ、
ということ。

そして、
自分でも、
「そうかー、私は
浸透圧の役割を果たしていたんだ!」
と思えること。

うん、とてもしっくり来ます。


ということで、
「浅漬けの素」の講座で、
ぜひあなたの中の古漬けを
引っ張りだしてみませんか?


【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】

▼受講コース
(1)月曜日午前中コース *日程を変更しました
(ご自宅等で仕事をなさっている方向け)
1月18日、2月1日、15日(月)10:00〜12:00(募集終了)

(2)水曜日夜コース(お勤めの方向け)*日程の変更あります
①1月13日、20日、2月3日(水)19:30〜21:30(募集終了)
②2月10日、17日、3月2日(水)19:30〜21:30

(3)土曜日午前中コース
(週末をご希望の方向け)
1月16日、23日、2月6日(土)10:00〜12:00
 
*振替受講も可能です。ご相談ください。

▼内容
<第1回目:理由と過去の思いの掘り起こし>
 自分だけのストーリーは、
 誰かに聞いても見つかりません。
 あるのは自分の過去にだけ。
 理由や自分の過去を
 じっくり振り返ることで、
 もともとの自分の思いに
 気づいていきます。

<第2回目:魅力的なストーリーに
必要な要素と自分への応用>
 魅力的なストーリーにするためには、
 必要不可欠な要素と、
 組み合わせていくことで相乗効果を
 狙う要素がいくつかあります。
 それをお伝えし、
 自分自身の過去が
 どれに当てはまるのかを
 確認していきます。

<第3回目:文章のブラッシュアップ具体策>
 自分で書いてみた
 サービスや商品の紹介文について
 参加者同士で率直な意見を交わし、
 どこを改善すると
 もっと良くなるかをお伝えします。
 その後、
 書き直しに取り組んでいただきます。

<フォローアップ>
 3回の講座を踏まえて
 紹介文を書き直していただき、
 お互いにフィードバックし合い、
 私からのアドバイスをお伝えします。

*内容については
予告なく変更になることもございますので、
あらかじめご了承ください。

▼この講座を受講すると
◯自分でも忘れていた
自分自身を思い出すことができます。
◯自分が何を大事にして
どういう理由でやっているか、
自分が本当にやっていることは何かを
自覚することができ、
思いがより強くなります。
◯自分に自身と誇りを持てることで、
発信力が高まります。

▼受講料
37,800円(事前にお振り込みください)

▼講師
工藤春奈

▼お申し込みはこちらからどうぞ!
PC用:https://www.mshonin.com/form/?id=382444135
スマホ用:https://www.mshonin.com/sp/?id=382444135
携帯用:https://www.mshonin.com/i/?id=382444135


あなたの中にも、
きっと古漬けはあるはずですよ。





2015/12/02

薔薇の木に薔薇の花が咲くこと

北原白秋の詩に、
こんな1篇があります。

---
薔薇ノ木ニ
薔薇ノ花咲ク。

ナニゴトノ不思議ナケレド。
---

薔薇の木に薔薇の花が咲くのは、
ごくごく当たり前のこと。


でも、自分に自信がない状態で
薔薇の花が咲いてしまったら、
「私、本当に薔薇でいいの?
たんぽぽじゃなかったの?」
と思う人がいるかもしれません。


そんな人にも、
【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】
はとても役立ちます。


なぜなら、
薔薇なら薔薇の、
たんぽぽならたんぽぽの、
それぞれの種や苗が
過去に必ずあるから。

その花が咲くには、
それだけの理由がある。

自分だけでは思い出せない
その花が咲く理由を、
この講座で思い出していくのです。


そうすれば、
自分が薔薇だということに、
薔薇の花を咲かせていいのだということに
しっかりと自信を持て、
それが発信力の変化につながるからです。


あなたは
自分が薔薇だということに
自信を持てていますか?


---

2015/11/25

どこでどんなストーリーを見せる?

先日、こんな記事を書きました。
「二度と戻らない」と誓った山形にUターンしてたどり着いた働き方。

普段、
私がここで書いているようなこととは
まったく違う内容です。

それも当然のこと。
この記事は、「働き方」について
フォーカスしたものだからです。

この記事には書いていない経験も、
たくさんあります。
そのうち、どれをピックアップして
どんなふうに見せていくかが
腕の見せどころ。


たとえばこの記事
・私がストーリーが大事だと思う理由
・そう思うようになった経緯
・そのために私ができること
などについて書いています。

ストーリーの重要性についてフォーカスし、
そのためにこれまでの私の経験から
「ここを出すといい」
と感じるものを取捨選択し、
それを文章にしているのです。


「ストーリーが大事」
ということは知っていても、
「私にはそんなストーリーなんてないよ」
と思っている方も多いよう。

でも大丈夫。
絶対に絶対に、
あなたの中にもストーリーはあります。
それも、いろんな場面で
いろんなストーリーを見せることができます。


私が
【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】で
しているのは、
自分が実際にやっているビジネスや活動を
もっともっと魅力的にするために
その種を掘り起こし、
水をやり、光を当てて、
どっしりとした幹に育てること。


それも、やみくもに
育てることはしません。
じっくり時間を取って
あなたと対話することで、
その種の選別をしていくのです。

自分自身、
「こういう思いでこれをやっているんだ!」
と誇りを持って思えるようになったら、
たとえまだお客様が少なかったとしても
ブレることなく、発信していけます。

自分の思いを、自分の活動を
愛してあげることができるのです。


そのために必要なのは、
自分自身のストーリーを知ること。

【自分自身とつながり、 
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】
受講者を募集中です。

詳細は

そして、
これまでに受けていただいた方からの
感想はこちらをどうぞ!

たくさんの嬉しい感想、
どうもありがとうございます♡

あなたのストーリーも、
ぜひ、聞かせてください。

---

2015/11/23

揺るがない思いを持つために必要なことって何だろう?

以前、
ある方の自叙伝の執筆を
お手伝いしたことがあります。

その方は、
早くに亡くなられた旦那様が経営していた
ディーラーを引き継いでいました。

「お客様には
『ここが好きだから、
いつまでもがんばって』
と言ってもらってるけど、
年をとって仕事が大変になってきたし、
私は車もそんなに好きじゃないし、
もういつ引退しようかと思ってるの」
とおっしゃっていました。


それでも、
それまでの経験や
思い出深いエピソードを伺うと、
私には、
どうしても車が好きだとしか
思えませんでした。

いくつか
そういうお話を聞いたあとに、
「車はそんなに好きじゃない
とおっしゃってますけど、
きっと本当は
車がお好きなんですよね?」
と聞くと、
その方は
虚を突かれたように黙ってしまいました。

そしてしばらく沈黙したあと、
「そうね、そういえば私、
車が好きだったのね。
だからこの会社をなくしたくなくて、
今までがんばってきたのね」
と言い、涙を流していました。


そう自覚されたあとに
その方が発したのは、
「ああ、だから
◯◯をやろうと思ったんだった」
「◯◯をやったのは
車が好きだったから」
という、
仕事に対するポジティブな言葉ばかり。

それまでは
どんなに仕事が大変だったかに
焦点を当てていた自叙伝は、
その中身を
大きく変えることになりました。


そして、その自叙伝を配ったあと、
お客様から
「◯◯さんの考え方に
すごく共感できたよ。
これからもよろしく」という声が
その方の元に相次いだそうです。
私にとっても、
とてもうれしい声でした。

引退の時期を
いつにするか考えていたその方は、
もうしばらくは仕事を続けると決め、
実際にそれから5年近く、
それまでと同じように
仕事をし続けたそうです。

代替わりをされた今も、
「◯◯のときはあの店に行くよ」
というお客様が多いと聞きます。
それはきっと、
あの方が仕事を通して体感したことが、
そして、あの自叙伝で伝えた
会社の世界観の揺るぎなさが、
お客様に
受け入れられているからなのです。

---

ストーリーの種になるものに
自分自身で気づいている人は、
決して多くはありません。

そんなときに私が注目するのは、
相手が言いよどんだり、
逆に
あまりにもサラッと流したりすること。

ご自分でも気づかないところに
私がコツンと引っかかることで、
相手の中に潜んでいる
エピソードに気づくことができます。

そしてそれを
魅力的なストーリーに仕立てるために、
あなたにしか
奏でられない旋律を聴きわけ、
それをいちばん響くものになるように
編曲していきます。


この講座に参加すると、
生まれてくるときにした約束を
思い出し、
その思いの強さを自覚することで
あなた自身が
強くなります。

そうすることで、
あのディーラーの社長さんのように、
「なぜ、私はこれをしているのか」
「なぜ、これだったのか」
を思い出し、
力強い一歩を踏み出せるようになります。

自分自身の真ん中の思いとつながり、
自分の軸をはっきりさせれば、
自然と自信を持てるから。


自分の来し方に
改めて目を向けて、
自分を、自分の思いを
再発見しませんか?

揺るがないあなた自身と、
発信力が変わるストーリーを
発掘します。

自分に誇りを持って
発信力を強めたい方に
お勧めします。



【自分自身とつながり、
発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】

▼受講コース
(1)月曜日午前中コース *日程を変更しました
(ご自宅等で仕事をなさっている方向け)
1月18日、2月1日、15日(月)10:00〜12:00

(2)水曜日夜コース(お勤めの方向け)*日程の変更あります
①1月13日、20日、2月3日(水)19:30〜21:30
②2月3日、10日、24日(水)19:30〜21:30

(3)土曜日午前中コース
(週末をご希望の方向け)
1月16日、23日、2月6日(土)10:00〜12:00
 
*振替受講も可能です。ご相談ください。

▼内容
<第1回目:理由と過去の思いの掘り起こし>
 自分だけのストーリーは、
 誰かに聞いても見つかりません。
 あるのは自分の過去にだけ。
 理由や自分の過去を
 じっくり振り返ることで、
 もともとの自分の思いに
 気づいていきます。

<第2回目:魅力的なストーリーに
必要な要素と自分への応用>
 魅力的なストーリーにするためには、
 必要不可欠な要素と、
 組み合わせていくことで相乗効果を
 狙う要素がいくつかあります。
 それをお伝えし、
 自分自身の過去が
 どれに当てはまるのかを
 確認していきます。

<第3回目:文章のブラッシュアップ具体策>
 自分で書いてみた
 サービスや商品の紹介文について
 参加者同士で率直な意見を交わし、
 どこを改善すると
 もっと良くなるかをお伝えします。
 その後、
 書き直しに取り組んでいただきます。

<フォローアップ>
 3回の講座を踏まえて
 紹介文を書き直していただき、
 お互いにフィードバックし合い、
 私からのアドバイスをお伝えします。

*内容については
予告なく変更になることもございますので、
あらかじめご了承ください。

▼この講座を受講すると
◯自分でも忘れていた
自分自身を思い出すことができます。
◯自分が何を大事にして
どういう理由でやっているか、
自分が本当にやっていることは何かを
自覚することができ、
思いがより強くなります。
◯自分に自身と誇りを持てることで、
発信力が高まります。

▼受講料
37,800円(事前にお振り込みください)

▼講師
工藤春奈

▼お申し込みはこちらからどうぞ!
PC用:https://www.mshonin.com/form/?id=382444135
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携帯用:https://www.mshonin.com/i/?id=382444135

あなたの揺るがない思い、
ぜひ聞かせてください。

2015/11/16

自分自身と約束をしなおす

あなたは、
自分がやっていることの
いちばんのファンですか?

誰よりも、
自分のことを信じていますか?


私の答えは、Noでした。
たった4ヶ月前は。

一生サラリーマンがいい、
と思っていたのに
なし崩しでフリーになることを決め、
ありとあらゆるものに流されて
なんとなくここまで来てしまった私は、
ライターと名乗るのにも自信がなく、
これからどうやって
自分の仕事を組み立てていったらいいかも
さっぱりわからない状態。

それが、今は
自分がやっていることに
誇りを持てている。


それは、私が
自分自身と約束をしなおしたから
だと思うのです。


「これじゃいけない」と
無理やり外の環境を変えても、
自分自身が
「なぜ、私はこれをしているのか」
「なぜこれだったのか」
ということに答えられなければ、
環境が変わっただけのこと。


自分が変わるためには、
自分自身との約束を思い出す必要があります。


私は何をするために生まれてきたのか。
どうしてそれでなくてはならないのか。

それに自信を持って答えられるようになれれば、
きっと周りの風景すらも違って見えると
断言できます。


人はみんな、
自分自身と
「これをやるのだ」と約束をして
生まれてくるのだと信じています。

もしそれがわからないとしたら、
今は忘れてしまっているだけ。


私にできるのは、
今のあなたにつながる
すこしこんがらがって見える道筋を
「ほら、
こういう約束をしたからこそ、
こうやってここまで来たんだよ」
と見せてあげること。

これまでの来し方がわかれば、
そしてそれに自信を持てたら、
この先の未来だって怖くない。


【自分自身とつながり、発信力が変わる
ストーリー発掘Skype講座】
自分との約束を思い出して、
自信を持って歩んでいきましょう。

詳細は
>>>こちらからどうぞ!


---

2015/11/08

【募集中です】幸せの連鎖が起こるとしか思えない

【自分自身とつながり、発信力が変わる
ストーリー発掘Skype講座】は、
現在、平日午前中コースが
すでに始まっています。

以前受けていただいた方から、
こんな感想が届いていますので
ご紹介しますね。

---
今の自分を最大限に表現できる!
本質がハッキリする講座!
幸せの連鎖が起こるとしか思えないです。
(猪俣久美子さん、心理カウンセラー、福島県)
---

講座のタイトルにもある通り、
この講座でいちばん大事にしているのは
「自分自身とつながる」こと。
それは、言い換えれば
「本質をはっきりさせる」
ことなのかもしれません。

そうすれば、自ずと
幸せの連鎖が起こるのは
明白です。


自分のやりたいことを
自分の言葉で
しっかりと発信していけば、
自分の理想のお客様が
集まってくださり、
「こうなりたい!」
「こうしたい!」という思いを
実現できることができるはず。

そのためにできることは、
まず自分自身とつながることです。


外の環境を変えても、
自分自身が
「なぜ、私はこれをしているのか」
「なぜこれだったのか」
ということに答えられなければ、

それは意味がありません。


自分の中に、
自分でも忘れていた
ずっと前の約束があるとしたら?

それが
今の自分をつくる
大事な要素だったとしたら?

無理に周りを変えなくても、
自分自身との約束を思い出すだけで、
自分という原石は
もっと輝きを増すのです。

そしてそれによって起こるのは
幸せの連鎖。


あなたの幸せを実現するための
第1歩を、
全力でお手伝いします。


【自分自身とつながり、発信力が変わる
ストーリー発掘Skype講座】の詳細は
>>>こちらからどうぞ!

---

2015/11/06

私にとってのサードプレイス

サードプレイス
コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。
wikipediaより
---

 スターバックスによってよく知られるようになった「サードプレイス」は、私にとってはヨガのシャラだ(シャラとは「場」という意味のサンスクリット語)。自宅での、妻、または娘としての私でもなく、仕事におけるフリーライターとしての私でもなく、何のレッテルも貼られていない、「ただの私」として存在できる場所。

 シャラで会う人には連帯感がある。練習中に話をすることはほとんどないから、普段から顔を合わせていても、相手が何をやっている人なのか知らないことだって珍しくない。それでも、同じアシュタンガヨガを練習しているというだけで、つながっている感覚を持てるのだから不思議なものだ。

 ただ同じ空間で同じ時間を共有していること、自分に深く入り込みながらもお互いの存在を感じられること、そんなことが、たまらなく幸せだと感じられる。そして、こういう場所を持てたことも。

---
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2015/11/04

「何にもできない」と言える強さ

ずーっと、
「私はこれができます」
と言えることを見つけたい、
と思ってきました。

人に頼るよりも
自分で何でもやろうとしてきたし、
積極的に関わってきたつもりでした。


だからこそ、
「私は何もできないから」
と言う人に会ったときは、
天地がひっくり返るようでした。

そして例外なく、
そう言っている人こそ
何か大きいことをやっている。


なんでなんでなんでー。
私こんなにがんばってきたのにー。

って思ってました。
嫉妬です、嫉妬(笑)。


「何もできない」
って言えるのは
強いから。

今ならそう思えます。


誰だって、
自分ができないところを見られるのは
そんなに気持ちいいものじゃないと思う。
私なんてひどく傲慢で、
自分をネタにして笑えるようになったのも
ごくごく最近のことなのです(…)。


何もできないということを認めつつ、
「だから助けて」「お願い」って言えること。
周りの人と手をつないでいけること。

そしてその実、
いちばん大切なことをやっている。


これこそが、
本当の強さなのかもしれません。

そんな強さ、身につけたいなあ。

---
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2015/11/03

思わず饒舌になってしまうポイントを探す

取材でお話を伺いたいんですが、
と言うと
「話すの上手じゃないんですけど、
私でも大丈夫ですか?」
とおっしゃる方がいます。

それを聞くと、
「よしっ」と気合が入る私。


そういう方が
思わず饒舌になってしまう
ポイントを探っていくのが、
たまらなく楽しいのです。


話し慣れている方は
取材しやすい反面、
引っかかりが少なくて
つるつると
言葉が滑り落ちていくこともあります。

でも、「あんまり話すの
得意じゃない」とおっしゃる方は、
訥々と話してくださる言葉に
ひとつひとつ
丁寧に思いを込めていることが多く、
そんなときは、自然と
それまでよりも饒舌になっています。
きっと、ご本人も気づいてないけれど。


私が講座でやりたいのも、そういうことです。


自分のまんなかの思いとつながって、
思わず饒舌になってしまうことを見つけ、
それを文章という形にすること。


【自分自身とつながり、発信力が変わる
ストーリー発掘Skype講座】は
引き続き、
11月と12月開始コースを募集しています。

詳細はこちらからどうぞ!


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2015/11/01

続けられることは才能の表れ

早いもので、今日から11月ですね。
今日は、天童ラ・フランスマラソンに
出場した夫の応援に行ってきました。


夫が走りはじめたのは2年前の初夏のこと。
職場での骨折などもあって
1年ほど休んでいたのが、
昨年からまたランニングを再開し、
今年から大会に出るようになりました。


続けられることって、
ひとつの才能の表れだと思うのです。
才能というのが大げさなら、
向いているかどうか、ということ。


走っている人たちには
「はるなさんも走りましょうよ」
と言われますが、
私は自他ともに認める極度の運動音痴。

ヨガは毎日続けられますが、
走るのはまっぴらごめん。
つくづく、
走るのには向いていないのです。
(それにヨガはエクササイズじゃないけど!)


やりたいことをやって、
それを続けられるのがいちばんですよね。
本当にやりたいことなら、
きっとずっと続けていけるはず。

そして、その裏にある
それぞれの理由で、
夫はランニングを、
私はヨガを、
続けていくのだろうと思います。


今日の夫は、
自己ベストでゴールでした!



2015/10/27

その情熱を語れるか

先週から、取材行脚で
県内をあちこちまわっています。

今回の取材は
ある事業に採択された方たちの
取り組みについて伺っているのですが、
どんな方に聞いても心を打たれるのは
取り組んでいること・ものへの
まっすぐな情熱。

それを
仕事として聞かせていただけるのは、
取材者の役得だなあと思います。

みなさん、
「もっといいものを、
もっと新しいものをつくりたい」
という思いに突き動かされて、
大変な苦労や課題を
なんとか克服して
商品化に漕ぎ着けています。


「いいものをつくりたい」
「新しいものをつくりたい」
って
ごくごく当たり前のようだけれど、
それを貫きとおすには
努力が伴うもの。

その思いを語らないと、
それに賛同してもらわないと
できないことだって、
たくさんあります。


「こんなことをやりたい」
「こんな気持ちでやっている」、

そのまっすぐな情熱、
自分の言葉で語れますか?

語るべき言葉を持っていますか?


日々お話を伺いながら、
「私も、自分のやっていることを
こんなふうに生き生きと
熱く語りたい」
と思わせてもらっています。


いちばん刺激を受けているのは、
きっと私自身。

残りの取材も、
今からとても楽しみです。


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2015/10/25

人とつながる前に、まず自分自身とつながる

現代はつながりの時代だ、とよく言われます。

たしかに、現代ほど
切羽詰まったように
つながりを求める時代は、
これまでになかったのかもしれません。


みんながみんなスマホを手にして
友達申請をして
SNSに近況をアップし、
遠くにいる人でも何をしているかが
手に取るようにわかる。

私だって、そのひとりです。


でもまず、
人とつながる前にするべきなのは、
自分自身とつながることなのだ
と、最近特に思うようになりました。


自分の本当の望みは何か。
自分が本当にやりたいことは何か。
なぜ自分でなければならないのか。
自分が本当にやっていることは何か。


自分とつながるって、
きっとそんなことだと思います。

それがわかれば、
人とつながるのにも
自信を持って発信できるようになる。

光の方向へ向かっていける。

だって、私自身がそうだったから。


【自分自身とつながり、発信力が変わる
ストーリー発掘Skype講座】
の詳細は
>>>こちらからどうぞ!


2015/10/19

【残席1の日程あり】私が間違えていました…

私がやっている
【あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘講座】
という名前、

どうやら、私が間違えていたみたいです。


先日、
林ゆう子さんのテイクオフプログラムの
修了式に参加しました。

そのときに、
ゆう子さんをはじめ、
同じ1期として参加されていた
口々に言われたのが、


「この講座で得られるのは
プロフィールや紹介文じゃないよ!」


ってこと。

私、頑なに
プロフィールや
サービスの紹介文だ
と思ってたんですよね。

でも、違ったんです。


この講座は、

自分の才能を発揮していく人が、
それを発揮するために
自分がどういう人だったのか
自分が本当にしたいことは何だったのかを
鮮明に思い出し、
それによって
発信力が変わっていく講座です。


ただ魅力的に見せるだけじゃない。
自分の思いを強固にして、
自信と誇りを持って、
しなやかな強さで
発信していけるようになります。


こんな大事なところを
間違えてる私も
どうかと思うけど(……)、
こうやって

「それ違うよー」
「こうなんじゃない?」

って、親身になって
本気で言ってくれる方々と
つながれたことが、
本当にありがたいなあと思います。


ということで、
名前が
【発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】
と(ひとまず)変わったこの講座、

すでに残席1の日程も
出てきています。
お早めにお申し込みくださいね。

詳細は
>>>こちらからどうぞ!


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2015/10/13

胸と眉間を開き、心を開く

 元来かなりの人見知りだし、気のおけない人たちとだけ集っていればいい、なんでもひとりでやるのが気楽だと思っていた。そして、実際そうしてきた。特別人間関係を広げることに、興味も関心も持てない時期が長かった。

 最近になって思う。そのときの自分は、とても閉じていたのだと。今は新しい出会いが楽しみだし、すでに出会っている人のもっと違う部分を知りたい、そうやってつながっていきたいと思う。そう思えるようになったのは、胸を開くということを覚えたからだ。

 体が柔らかい私は、ヨガでの前屈は何の問題もない。でも、とにかく後屈が怖かった。腰を手術しているから、というのはただの言い訳で、ガチガチに凝り固まった固定観念が必要以上に自分をガードしてしまい、チャレンジ精神を失わせていたのだ。まずブリッジが怖かったし、立ったまま後ろに反っていってブリッジになる「ドロップバック」と言われるポーズが、自分にできるようになるとは思えなかった。

 でも、ブリッジに慣れ、練習を続けてドロップバックがなんとか形だけでもできるようになってくると、胸を開くことの気持ちよさがわかる。胸を開くと、自分の中に風を通すような感覚になれる。そしてその感覚を得たのと並行して、眉間を開く感覚も味わい、それによって今までよりも心を開くことができるようになったと感じている。心と体は、分かちがたく結びついているのだ。

 ただ淡々と日常を積み重ねていくことが大事なのだと、私はすでに知っている。このままもっと心を開いていけば、きっと知も啓けるはず。いつかそんな日が来るのを、今からとても楽しみにしている。


2015/10/09

自分が自分であるための誇りを持たせてくれる人

その方と最初に会ったのは、
たしか銀座の講座会場でした。

お名前だけは
いろんな人から聞いていたので、
お目にかかったときは
「ああー、この方が!」という感じ。

着物姿でいらしてて、
半襟の組み合わせ方が
とっても素敵だなあと思ったのと、
予想していたよりも
ずっと小柄な方だったことに
すこし驚いたのを覚えています。

そう、その方とは
林ゆう子さんです。




昨年から今年にかけて
大きい変化が起き、
自分で決めたことなのに
私はそれに抵抗しつづけて、
アップアップの状態でした。

だからこそ
現状を把握したときに、
強烈に
「これじゃいけない、なんとかしなければ」
と思ったのです。

このまま行っても
早晩行き詰まることは
火を見るより明らか。

でも、じゃあ具体的に
どうしていったらいいのかを
考えたくても、
その考えた経験がないからわからない。

かといって、
知らない人のコンサルを受けるのも
まったくしっくり来ないし、
そもそもコンサルで
この状態が解決できるのかな
という疑問もありました。

どなたか、私が知っている人で
その人の言うことなら素直に聞けて
私のことを一緒に考えてくれて
お尻を叩いてくれる、
そんな人がいたらいいのになあ…

と考えていたときに、
ご縁あって
この7月から
テイクオフプログラム
参加させていただいたのです。


この3ヶ月、
いろいろなアドバイスをいただき、
一生懸命がんばりました。

私の生活には欠かせない
読書とヨガさえも休んで
このテイクオフプログラムに
集中しようと思ったのは、
「この先の生き方を考えるのは、
今、今、今しかない!」
という思いに
駆り立てられたから。

「何も手放さずに、
このままの生活で
本質を生きられるようになりたい」
なんて、
そんな悠長なことを
言っている場合ではありませんでした。

それほど
切羽詰まっていたのです。


このテイクオフプログラムでは、
それだけの価値はもちろんのこと、
それ以上に実り多い
時間を過ごしました。

この3ヶ月間で、
ぼやけていた
自分自身のやるべきことに、
はっきりとした
輪郭を持つことができました。

しかも、
自分の本質を活かす形で、です。


私がやりたいと思っていた
「その人の奥にある
ストーリーを書く」ということと、
ゆう子さんから提案された
私がやるべきことは
ぴったりと一致していて、
私の中に芯ができました。

今となれば
「これをやってこなかったことが
不自然でしかない」
と思えるのですが、
意識しないうちは
それすらもわからないもの。


私自身を見て
客観的な意見をいただきつつ
新しいサービスをつくっていくのは、
まるでゆう子さんと一緒に
私という標本を覗き込み、
ピントを合わせていくような、
そんな作業でした。

行きつ戻りつしながらも、
今はきちんと自分自身に
焦点を合わせ、
その先を見ているという
手応えがあります。


そして
そうなると不思議なもので、
講座以外の「書く」という分野でも
その人のストーリーを書く
という仕事が増えてきました。

好きで得意なことで
お役に立てて、
私も幸せになれるって
こんなに素敵なことだったんですね。



この3ヶ月で
いちばん印象的だったのは、
私が主体性のない行動をしたときに
「工藤春奈を
あんなふうに見せるんじゃない!」
と言われたことかなあ…。

こんなこと、
思っていたとしても
なかなか言わないと思うんです。
それをあえて言ってくださった。

そんなふうに振る舞ってしまった
自分自身を情けなく思う反面、
そこまで言ってくれる
ゆう子さんの愛情に、
覚悟を新たにしたのでした。


9月から始めている
「ストーリー発掘講座」は、
すこしずつ
お客様が増えてきています。

「自分がこういう思いで
今の活動をしているんだと
確信を持てた」
と言っていただけるのが
とても励みになります。

そして何よりも嬉しいのは、
自分がやっていることに、
私自身が誇りを持てていること。

「こういう思いがあるからこそ
これをやっているんだ」
と思える強い気持ち、

実はそれこそが、
私に欠けていたものだったのかもしれません。


私の魂が
「やりたい」と言っていることと
それをやる私になるために
欠けていたものを
リンクさせていくなんて、
ゆう子さんにしか
できなかったことです。


ゆう子さんは、折に触れて

私が春奈さんに言ったのは
「アナタは
そんな程度の人間ではないよ」
ということ

もっともっと

自分の力を信じていい

そしてその力を人のお役にたてるよう

お客様をみて行動する、
ということ

と言ってくださいました。

これから私は
自分自身に誇りを持ちながら、
自分のやっていることに自信を持って
発信していきたい人のために
ストーリーを発掘していくのだと
胸を張って言えます。

私自身がそうなれている
ということが、
何よりの証拠なのかもしれません。


テイクオフプログラムの
満足度は120%!
がんばった自分も
認めてあげられそうです。


このテイクオフプログラム
自分自身の人生を
力いっぱい生ききりたい
と思っている人に
自信を持っておすすめします!

変わりたいと思っている方、
変わると決めた方、
ぜひぜひお申し込みくださいね。


◎ゆう子さんと一緒につくった
【発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】
の詳細は
>>>こちらから

2015/10/06

自分自身の思いの強さは文章で変わる?

10月末からの
【発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】
の日程が決まりました!

すでにモニターとして
この講座を受けていただいた方からの
感想の一部をご紹介しますね。

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魅力的に発信するための講座と聞いて、
カルチャースクールの
文章講座のようなものを想像した私は、
良い意味で大きく期待が裏切られました。

私が私である所以、
私の構成要素
ハッキリと知ることができました。
(きぃちゃん(廣川衣恵さん)、北海道)
---

自分を構成するものには、
それこそさまざまなものがあります。

「こんなことがあってねー」と
喜々として人に話せることもあれば、
できれば人の目に触れないようにしたい、
自分でもなかったことにしてしまいたい、
という経験もあります。


でも、もしかしたら
そんな経験こそが
「なぜ自分がそれをやるのか」
の証明になるかもしれないんです。

ほかならぬ私もそのひとり。


何があったの?
そのときにわかったことは何?
それが、どうして今につながってる?

プラスの経験はもちろんのこと、
マイナスだと思っていた経験だって、
自分を魅力的に見せる要素になります。


私の場合、
「あんなこともあったけど、それでも書く」
という気持ちの強さが、
その経験を通して生まれています。

過去の自分に
どんなストーリーがあったのか
を自覚すれば、
自然に
文章を書くときの意識が変わっていく。

そして、
自分のどの面を
発信していけばいいのかがわかれば、
その文章の力強さも変わってくるんです。


そしてもちろん、
あなた自身の思いの強さも。


あなたも、
【発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】で
自分に何があったのか、
何が
自分をいちばん輝かせるストーリーになるのかを
見つけて、
発信力を強めていきませんか?


あなたという人間の
ストーリーを立体的にして、
足りないところを補い、
あなたのサービスを雄弁にします。


【発信力が変わるストーリー発掘Skype講座】

自分のやることはもう決まっている、
もう始めてもいる、
でももっと
自分に自信を持って
発信していきたい…

と思っている方向けの、
2時間(予定)3回
+フォローアップの連続講座です。

今まで意識していなかったことに
取り組みます。

毎回、宿題も出ます。

でも、この講座が終わったとき、
あなた自身の本当の姿を
という軸をはっきりさせ、
「自分がこれをやっていくのだ」
という自分自身との約束を
手にすることができますよ。


▼受講コース
(1)月曜日午前中コース
(すこしじっくり時間をかけて学びたい方向け)
11月16日、30日、12月14日(月)10:00〜12:00 残席2

(2)水曜日夜コース(お勤めの方向け)
①10月28日、11月4日、18日(水)19:30〜21:30 
②11月25日、12月2日、16日(水)19:30〜21:30

(3)土曜日午前中コース
(週末をご希望の方向け)
11月14日、28日、12月12日(土)10:00〜12:00
*振替受講も可能です。ご相談ください。

▼内容
第1回目:理由と過去の思いの掘り起こし
 自分だけのストーリーは、
 誰かに聞いても見つかりません。
 あるのは自分の過去にだけ。
 理由や自分の過去をじっくり振り返ることで、
 もともとの自分の思いに気づいていきます。

第2回目:魅力的なストーリーに必要な要素と
自分への応用
 魅力的なストーリーにするためには、
 必要不可欠な要素と、
 組み合わせていくことで相乗効果を
 狙う要素がいくつかあります。
 それをお伝えし、
 自分自身の過去がどれに当てはまるのかを
 確認していきます。

第3回目:文章のブラッシュアップ具体策
 自分で書いてみた
 サービスや商品の紹介文について
 参加者同士で率直な意見を交わし、
 どこを改善すると
 もっと良くなるかをお伝えします。
 その後、
 書き直しに取り組んでいただきます。

フォローアップ:
 3回の講座を踏まえて
 紹介文を書き直していただき、
 お互いにフィードバックし合い、
 私からのアドバイスをお伝えします。

*内容については
予告なく変更になることもございますので、
あらかじめご了承ください。

▼この講座を受講すると
◯自分でも忘れていた
自分自身を思い出すことができます。
◯自分が何を大事にして
どういう理由でやっているか、
自分が本当にやっていることは何かを
自覚することができ、
思いがより強くなります。
◯自分に自身と誇りを持てることで、
発信力が高まります。

▼場所
あなたのPCの前(Skypeで行います)

▼受講料
37,800円

▼お申し込みはこちらからどうぞ!

あなたの思い、
一緒に強くしていきましょう。



2015/10/02

私が見つける、お客様に伝えるべきその人だけの価値

昨日、ある方と打ち合わせをしていたのですが、
そのときに出てきた言葉にぐっと来てしまいました。

「価値観を伝えることが価値」

という言葉です。
(思わずメモまでしちゃったもんね!)

その余韻に浸ったまま、
今日の夕方、
「あなたをもっと魅力的に発信する自分だけのストーリー発掘Skype講座」で
モニターとして受けていただいている方のうち、
最終回の3回目を迎えた方々がいらっしゃいました。

この講座では、
自分が今やっていることの目的やその理由、
「なぜそれなのか」「なぜ自分がやるのか」について
じっくりと掘り下げていくのですが、
私がやっていることは、
「相手がお客様に伝えるべき価値を見つける」
ということなんだなと思うのです。

その価値は、
「◯◯ができるんです」
というだけでは、なかなか相手の心には響きません。
これはいわば、価値の原石の状態です。
同じことができる人は、他にもたくさんいるしね。

でも、
それをストーリーとリンクして伝えると、
とたんにキラキラと輝きだして、
「お客様に伝えるべきその人だけの価値」になる。

ストーリーの要素とその人だけの価値が噛み合ったときは、
頭の中がきれいな音楽で満たされます。
逆に、そこがうまくつながっていないと、
不協和音を追い払いたくても追い払えない。
どこかが詰まっていると感じるのです。

大事なキーワードを導き出し、
要素をうまく組み合わせれば、
みんな綺麗な和音を奏でることができる。
そして、その和音に惹かれて
集まる人が増える。



改めてそういう確信を持てた、今日の講座でした。

ご参加いただいた方々、ありがとうございました!
感想はまたご紹介しますね。

さて、10月末からの
「あなたをもっと魅力的に発信する自分だけのストーリー発掘Skype講座」
の日程が決まりました!

(1)月曜日午前中コース(すこしじっくり時間をかけて学びたい方向け)
11月16日、30日、12月14日(月)10:00〜12:00
(2)水曜日夜コース(お勤めの方向け)
①10月28日、11月4日、18日(水)19:30〜21:30
②11月25日、12月2日、16日(水)19:30〜21:30
(3)土曜日午前中コース(週末をご希望の方向け)
11月14日、28日、12月12日(土)10:00〜12:00
*振替受講も可能です。ご相談ください。

あなたも、この講座で
お客様に伝えるべきあなただけの価値を見つけませんか?

お申し込みフォームはまもなくオープンします。
ぜひ日程を空けておいてくださいね!



2015/09/30

他の人への意見は自分への意見だと思える

28日(月)の午前中は、
「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座」
の平日午前中コースの1回目の講座でした。

モニターとして
すでに何回か講座を開催していますが、
そのたびに不思議なのが、
参加者の方々に共通することがあること。

やっていることはまったく違っていても、
どこかしら必ず共通点があるのです。

今回ご参加くださった方も、
それぞれやっていることは違うけれど、
「どうしてそれをやるの?」という思いや
「そういうのが欲しかった」という
根底に流れる気持ちがどこか似通っていて、
シンクロがたくさん起きていました。

そうすると何が起こるかというと、
「他の人への意見は自分への意見だと思える」のです。

「目の前で起こる出来事は
すべて自分の意識を反映している」と言われますが、
概念として理解はしていても、
なかなか納得できない人も多いかもしれません。

でも、実際に共通点があってシンクロが起きると、
「◯◯っていうことを大事にしていたんだね」
「そうか、そういう理由でこれをやろうとしているんだね。
だとしたら、もっと◯◯の部分を出していったらいいと思うよ」
という私の言葉が、
相手だけに向けたものではなく、
自分へかけられた言葉だと認識できるようになるのです。

今回ご参加いただいている方々からも、
「◯◯さんに言っているはるなちゃんの言葉が、
なんだか自分に向けられているものみたいだった」
「◯◯さんと自分の共通点があることで、
アドバイスが他人事ではなく自分事になった」
という感想をいただきました。

ストーリーになるものは、人によってまったく違います。
たとえ同じ経験をしたとしても、
それがその人をもっと魅力的に見せるためのストーリーになるかどうかは、
じっくり掘り下げないとわかりません。

でも、何か共通することがあれば、
「他の人へのアドバイスは私には関係ない」ではなく、
「他の人へのアドバイスは私にとってのアドバイス」だと
受け止められるようになります。

そうすると、気づきも学びも深まりますし、
自分に対しての意見が2倍になったのと同じこと。
ストーリーの深まり方も、ぐっと変化します。

今回、まだ1回目の2時間をご一緒しただけなのに、
それぞれがそう感じてくださっていたのが
とても嬉しいことでした。

このあとの2回目と3回目も、とても楽しみです。

「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座」、
次期は10月末から始まります。

日程はここ2〜3日中にお知らせしますが、
これまでと同様、
平日午前中コース・平日夜コース・土曜日午前中コースと
3つのコースを設けますので、
どうぞ予定を空けておいてくださいね〜。
---
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2015/09/25

自分という名の洞窟に宝探しに行く講座


【あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座】は、
現在、モニター価格で受けられる最後のコースを募集しています。

すでにモニターとして
この講座を受けていただいた方からは、
こんな感想をいただいてますよ。

---
春奈ちゃんという名ガイドについて行ってもらいながら、
自分という名の洞窟に宝探しに行く講座です。
(宮内尚子さん、薬膳甘酒師、千葉県)
---
人生の来し方と行く末が、
しっかり一本につながり迷いが消える講座です。
(きぃちゃん(廣川衣恵さん)、北海道)
---

「自分という名の洞窟に宝探しに行く」、って
とってもとっても素敵な表現で、
そんなふうに思っていただけて私も嬉しいな〜。

そうそう、「自分」って、洞窟ですよね。
どんなふうに今ここに来て、
どんなふうにこの先の道がつながってるのか、
自分ではなかなかわかりません。

そんなときこそ、私の出番。

何があったの?
そのときにどう感じたの?
それでどうしてこうしようと思ったの?

そんなことをひとつひとつ確認しながら
その人自身に降りていって
自分だけのキラキラ光る宝物を見つければ、
今まで来た道も、これから行く道も、
とっても愛しく、また心強く思えるはず。

自分にどんなストーリーがあったのかを自覚すれば、
自然に文章を書くときの意識が変わっていく。
そして、自分のどの面を発信していけばいいのかがわかれば、
その文章の力強さも変わってくるんです。

あなたも、
【あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー発掘Skype講座】で
自分に何があったのか、
何が自分をいちばん輝かせるストーリーになるのかを
見つけませんか?

あなたという人間のストーリーを立体的にして、
足りないところを補い、
あなたのサービスを雄弁にします。

現在募集しているのは、
すこしじっくり時間をかけて学びたい方のための
平日午前中コースのみ。
残席1です。

*平日夜コース・週末午前中コースも、
また10月末から開講していきますね!

現在募集しているコースは
モニター価格29,800円で受講できますが、
その後は通常価格の37,800円となります。

すでにモニターとして受けていただいた方々からの
「意図して書くことの大事さと、
具体的なやり方がよくわかりました」
「自分では気づかなかった自分の思いがはっきりした」
という声のとおり、

この講座をご受講いただくと、

◯誰に、何を、どう見せたいのかを意識しながら
文章を書けるようになります。
◯自分が何を大事にして、どういう理由でやっているかを
明確に発信できるようになり、これまでのお客様に
もっと好きになってもらえます。
◯まだあなたのことを知らない人にも
興味を持ってもらえ、「会ってみたい」と思ってもらえます。

詳細はこちらからどうぞ!
http://yocogao.blogspot.jp/2015/08/blog-post_14.html
(*この日程は終了しました)

2015/09/23

もうまもなく

 ひとつの山が、終わりに近づいているのを感じる。

 今日のうちにやるべき仕事を終えて、ソファをいっぱいに使って寝転び、ブランケットを顎の下まで引っ張りあげてうとうとしていた昼下がり。窓から斜めに差し込む日差しが、千鳥格子柄のブランケットからすこしだけはみ出していた足の爪先をあたためてくれていた。

 一生懸命、これまでにないくらい本気で頑張った。
 それだけは、自分を褒めてもいいと思う。

 さあ、あとはもうまもなく。

2015/09/14

もう、こんな文章は卒業しましょう!

以前、こんな記事を書きました。
ストーリーは違うものを生む?

この文章の核は何かというと、実は、

自分がどんな人間なのかをわかりやすく説明し、
もっと輝けるエピソードを含み、
自分の代わりに雄弁に語る文章を書くことで、
あなた自身を魅力的に発信していきませんか?

あなたとあなたのサービスを
好きにさせてしまう、
「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー」を発掘します。」

ということだけ。

でも、これだけじゃ、何にも伝わりません。
私の思いも、背景も、私だけの価値がどんなものなのかも。

このたった8行の文章と、
この記事とでは、伝わるものがまったく違います。

でも、伝わるためには
ただ長く書けばいいのかというと、決してそうではない。
絶対に必要な要素と、
組み合わせることで相乗効果を生む要素があるのです。

そしてその組み合わせ方は、それを書く人によってさまざま。
「自分だけのストーリー発掘講座」では、
あなた自身を丁寧に見て、
いちばん効果がある要素を組み合わせて編集していきます。

自分のサービスや商品を告知するときに
この8行のような文章を書いている方、いませんか?
この講座を受けてほしいのは、そんな方です。

「私には語るべきストーリーなんて何もない」
と思っている方、
そんなことはありません。

今自分でビジネスをしている人には、
誰しも必ず唯一無二のストーリーを持っています。
私にもあるし、あなたにもある。

もう、この8行だけの文章は卒業するとき。
この講座でそのストーリーを発掘して、
あなたをもっと魅力的に発信する文章を書いていきましょう。

詳しくはこちらから◎

2015/09/13

ソルトアンドビネガー味のクリスプス

 イギリスにいた間、私が大好きだったものはクロテッドクリームをこってり塗ったスコーン、ベイクドビーンズ、モルトビネガーをじゃばじゃばかけたフィッシュ・アンド・チップス、そしてWALKERSのソルトアンドビネガー味のクリスプスだった。

 今では考えられないけれど、当時はお米を食べられなくても何とも思わなかったし、日本食が恋しいと思うことも少なかった。これらのうちどれかがあれば延々と食べつづけていたし、ホストマザーには「うちにステイした人の中で、そんなにクロテッドクリームとフィッシュ・アンド・チップスが好きな人はいなかったわよ」と真面目な顔で言われるくらいだった。だから、帰国のときにできるだけたくさんのクリスプスをスーツケースに詰めたのは、私にとってはごく当たり前のことだったのだ。もちろん、大いに笑われたのだけれど。

 日本では、ソルトアンドビネガー味のポテトチップスをめったに見かけない。そのことに多少憤りつつ、でもそれでいいのだとも思っている。日本で自由に買えないことは、つまりあのクリスプスを食べたいと思うたびに、懐かしいイギリスを思い出すことと同じだから。

 以前、高級スーパーで見覚えのあるベイクドビーンズの缶詰を見かけて、とても嬉しかった反面、見なかったことにしよう、と思ったのはそんな理由からだ。地元のブリティッシュパブでときどき食べるフィッシュ・アンド・チップスも、同じだけれどまったく違うもの、あのイギリスの雰囲気の中で食べないと決して同じものにはならないのだ、と頑なに信じている。

2015/09/09

人の思いに触れるとき

昨日の夜から体がだるく、なんか変だな、いつもと違うな、と思いながら早めに寝たものの、朝起きたらひどい頭痛。ロキソニンを口に放り込み、今日は取材に行ってきました。

ある団体の取材だったのですが、もともと名前は知っていて興味があったところ。その内部の方に取材と称して話を聞くことができるのは、ひとえに役得だなといつも思います。今日も「そんな苦労があったの!」とか、「こういうことを目指してやってるんだなあ」と改めて感じたことがたくさんあり、それを存分に伝える原稿を書きたい、と強く思いました。発行されたら、またお知らせしますね。

そして、体調がよくないときに目の前にぶら下げた今日のにんじんは、矢ノ目糀屋さんがはじめた「糀屋カフェたんとKitchen」。ちなみに、我が家の味噌は、矢ノ目糀屋さんの五八味噌を自宅で熟成したものです。

はじめて訪れたカフェは、古いお蔵を改装してできたもの。店構えはどっしりとしていて、こんな雨の日に訪れるのにぴったりでした。

オーダーしたのは、ジェノアという実の部分まで真っ赤なりんごを使ったガレットと、あたたかい甘酒のふたつ。実は私は甘酒が苦手で、普段だったらまず頼まないのですが、今日は体調の悪さもあいまって、「飲む点滴」とまで言われる甘酒を飲んでみようかな、と思ったのです。

運ばれてきたガレットはきちんとそば粉の味がして、添えられたジェノアは、まるで着色料で色づけされたような鮮やかな赤色。バニラアイスとジェノアのヨーグルトアイスもついていて、とっても満足できました。そして挑戦してみた甘酒も、これならいくらでも飲めそう、と思ってしまうほど。苦手な酒粕が入っていないとはいえ、「甘酒」として想像するものとはまったく違うと思えるものでした。

矢ノ目糀屋を経営していらっしゃる由美さんとお話したところ、なんと由美さんも甘酒が苦手とのこと! 糀屋さんでも甘酒が苦手だというのはなんだか意外だったけれど、共通点があって嬉しくなったのも事実。「甘酒が苦手だからこそ、苦手な自分でも飲める甘酒をつくりたい」という思いから、さまざまな麹を試し、現在の麹を使うことになったのだそうです。そんなことを聞くと、ますます大切に飲みたくなってしまいました。

カフェのメニューひとつとっても、「なぜそれを出すのか」という思いがあるものは強いな、と感じた今日の昼下がり。きちんと手をかけられたものを食べて、そしてその奥にある人の思いに触れて、カフェに入る前よりもすこしだけ元気になったのでした。

さて、あとはその人の思いを表現する原稿を書く番。がんばらねば!

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2015/09/07

熱々のミモザ

 あるところに、ウォールナットのドアが印象的なバーがあった。なんでもそのバーでは、熱々のミモザが飲めるのだそうだ。しかもそれを飲めるのはお酒が苦手な人の一部だけだという。お酒が苦手な人の言うことだからと疑う人も多かったが、それでも「熱々のミモザを飲んでみたい」と、そのバーは評判になった。

 そのバーを経営していたのは、細面の顔に黒縁のメガネがよく似合う、40の壁をすこし越えたバーテンダーだった。彼の得意なカクテルはミモザ。しかも、お酒が苦手な人でも飲めるようにと自分なりにすこしアレンジしたレシピを使っていた。

 ある春先、店の近くを散歩していた彼は、黄色くて小さい花をたくさんつけた木を見つけ、目を見張った。自分がつくるミモザと同じ色ではないか。嬉しくなって、こっそり1本手折ってバーに持ち帰り、ガラスの花瓶に活けてカウンターに飾っておいた。そして、その夜に注文されたミモザをつくるとき、その花の花びらをこっそりミモザのグラスに入れた。実はそれが、熱々のミモザの正体だったのだ。なぜ熱々になるのかは彼にもわからない。でも、お酒は苦手でも、自分が好きな客にミモザを注文されたときだけ、彼はそっと花びらをグラスに忍ばせていた。

 ある夜、もうずいぶん酔っ払った客が、それに気づいた。横柄なその男は「おい、なんでその花を入れたりしてるんだよ!入れると美味くなるのか?だったら俺のグラスにも入れさせろよ」と、その花に手を伸ばした。とたんに、青い炎が目の前に現れ、なぜか男は手に火傷を負った。近くに火の気はなかったから、男もバーテンダーも、何が起こったのかわからない。すぐに手を冷やし、近くの夜間救急をやっている病院に付き添い、平謝りに謝った。だが、その男はずいぶん文句を言いながら病院を後にし、その後二度と店に来ることはなかった。

 その後も、同じように火傷をする人がいた。静止するバーテンダーの言葉に耳を貸さず、花に触ろうとした人が決まって火傷をするのだ。不気味なバーだという噂が立った。

 バーテンダーは悩んだ。自分は花に触っても何も起きない。そして、花に触った客が全員火傷をするわけでもない。でも、こんな噂が立ってしまえば、ここで経営し続けるのは難しい。考え込んでいた彼は、あ、と気づいた。触っても火傷をしない客は、自分が、近しく好ましく思っている客だけなのだ。そして、その客たちは、こんな不思議なことがあってもこのバーに通ってきてくれているということに。よし、と彼は心を決めた。この店は閉めよう。そして、自分のことを好きでいてくれる人たちだけが通える、ひっそりした新しい店を構えよう。

 ほどなくして、その店は静かに役目を終えた。熱々のミモザも、煙のように消えてしまった。

 今でも春先になると、時折、熱々のミモザのことが話に上る。それを飲みたいと思う人があのバーテンダーを探すのだが、見つけたという話はいまだにどこからも聞こえてこない。そして、そのミモザを見たことのある客が、「そういえばミモザというカクテルはこんな色をしていた」と言ったことから、現在ミモザと呼ばれている花はミモザという名前になった。

 ミモザの花言葉は、「密やかな愛」なのだという。

2015/09/06

小さな旋律が、大きな交響曲になります

私は、いわゆる絶対音感を持っています。

ある音を聞けば、それが何という音かわかる。
だから、聞こえてくる音を楽譜に起こすこともできるし、
頭の中だけで曲を作ることもできます。

フルートをやっていたときは、
チューニングのときもほぼチューナーいらずでした。
その音を聞けば、基本となる音から
どれくらい高いか低いのかが、聞けばすぐわかるから。

だからこそ、取材してその人の言うことをまとめる
ということができているかもしれません。
本当にその人が思っていることを
どういう表現に置き換えるといちばん伝わるかということと、
楽器をチューニングすることは、
私にとってはとても似ていることだからです。

取材するときにいつも耳を澄ませるのは、
その言葉の奥にどんな思いがあるのかということ。

オリンピックを見れば
勝ち負けよりも「どうしてその競技を選んだんだろう」
ということが気になり、
クラシックのコンサートに行けば
「どういう理由でその楽器を続けているんだろう」
ということが気になり、
自分でビジネスをしている人に出会うと
「◯◯が得意だったからその活動をしているのかな」
ということが気になる私にとっては、

その人の奥にあるストーリーが何よりも大切です。 

どうしてかと言うと、そのストーリーを知れば
その人が好きになり、 
その人のファンになり、 
その人を応援したくなってしまうから。

今まで取材させていただいた方も、
自分ではそれと気づいていなかったけれど
その方自身が発する思いを私が言葉にすることで、
「自分がこんなふうに考えていたってことに改めて気づきました」
「なんで私が考えていることがわかるんですか?」
と言ってくださっています。

自分では気がつかない、
でも自分をもっと魅力的に見せるストーリーは、
誰にでも必ずあります。

私はそのストーリーが発する
小さな旋律を拾い上げ、
その小さな音を、
あなただけの交響曲として
言葉で仕立てていきます。

自分がどんな人間なのかをわかりやすく説明し、
もっと輝けるエピソードを含み、
自分の代わりに雄弁に語る文章で、
あなた自身を魅力的に発信していきませんか?

あなたとあなたのサービスを
好きにさせてしまう、
「あなたをもっと魅力的に発信する
自分だけのストーリー」を発掘します。

2015/09/04

祈るような気持ちで

 山形市内で、いくつか好きな場所がある。今日の午後、チェックしてもらう原稿を送ったらふいにぽっかりと時間が空いたので、そのうちのひとつに行ってきた。

 私が好きな場所は、どこもいい風が吹き抜ける場所だ。今日行ったのは小高い丘で、視界がひろびろとしている。ここに来ると呼吸が楽になるのは、気のせいではないだろう。

 ひとつ、心に決めたことがある。今日は、その場所でそれを誓ってきたかった。くるくるとめまぐるしく変わる天候だったけれど、不思議と私の心は穏やかで、じっと目を閉じて、祈るような気持ちでそれを唱えた。

 進んでいく。自分の道を、自分の足で。


2015/09/02

翻訳者のセッション、受けてみませんか?

あなたにとって、スピリチュアルとはどういうものですか?

神秘的なもの?
興味がある?
それともうさんくさい?

先日、機会があって、
吉岡こはるさんのシグナルキャッチングセッションを受けました。

このセッションをしていらっしゃるこはるさん、
とーっても魅力的な方なんです。

何が魅力かって、ひとつめは、
100パーセントスピリチュアル!じゃないこと。

私にとってスピリチュアルは、
「すごく興味があるけど、100パーセント信じるのは抵抗がある」
ものでした。
スピリチュアルな人、周りにたーくさんいるのにね。

だからこそ、どっぷり浸かりすぎている人は
現実の世界とかけ離れていてふわふわしすぎていて、
それに抵抗を感じていたのです。
「いや、言ってることはわかるけど、
それ現実だと難しいよねえ……?」みたいな感じ。
そして、そう言うと
「そうじゃなくて、こうなんだからこれがいいのよ!」
と言われて、はぁ……とどんどん引いていってしまうところがありました。

こはるさんは、
いったんはご自分の持っていた不思議な力を
「こんなの役に立たない!」って捨ててしまったことがあるそう。
いかに目立たずに、標準であることをがんばったなんていうところは
私ととてもよく似ています。

そして、スピリチュアルどっぷりな人だったらおよそ縁がなさそうな
証券会社の営業という仕事をしていたこともある方。
営業なんて、しかも証券会社でなんて、
もっとも世俗的な部分を見てきているはず。
現実的なところも、ちゃんと持ち合わせているのです。

でも、その1回は捨ててしまった力を
活かそうと決めた今、
こはるさんは、その穏やかで優しい雰囲気とは裏腹に、
ちゃーんと耳の痛いことを指摘してくれます。

そして、それを現実の世界でどう活かすかというところに
きちんとコミットします。
ふんわりしたままで終わることはしません。逃がしません。
もちろん、私も見逃してはもらえず、               
私が課題だと思っていることをどう克服していくかということの答えを
何回も何回も考えなおしました。

でも、「興味はあるけど信じきれない」と思っていた私にとっては、
それを現実に落としこんでいくために寄り添ってくれる
こはるさんのセッションが、とても心地いいものでした。

私が言葉にしていないことまで感じ取ってくれて、
やわらかい語り口調で、わかりやすく伝えてくれる。
例え方がとても上手で、「そういうことか!」と思える。
そして私がスパイラルにはまりはじめると、厳しい言葉でバサッと斬る。

こはるさんがやっているのは、
人が本来あるべき姿と今の姿の違いを読み取り、
本来の姿に戻り、そして前進するために必要なメッセージを
周りのいろいろなものから受け取って、
それを翻訳して相手に伝えること。

翻訳って、ただ言葉を置き換えることだと思われがちだけど、
きっとそうじゃないと思います。
相手に理解してもらうためには、
他の誰かが言ったことを、相手にわかる言葉で、
相手の心に届く言い方で届けなければいけない。
そして、こはるさんは、それが難なくできる人なんです。

だから私、
「あー、やっぱり……」と何回も言った気がします。

もともと課題だと思って伝えたテーマの奥に
もっと大きい課題があったことにこはるさんはすぐ気づき、
私にとってお守りになるような言葉を言ってくれました。
この言葉は、きっとずっと大事にしていく宝物のひとつです。
(聞きたい人は私に直接聞いてね)

セッションを受ける前は凝り固まっていた私の考えが、
受けたあとはふわっとやわらかくなり、
今までになく平らかな気分です。

もともと持っていた課題についても、
セッションを受ける前の「どよーん」とした気持ちがなくなり、
「こうすればいい」というアイデアを自分自身で出せたことで、
それが大きな壁だと思う感覚は、今はまったくありません。

むしろ、「なんであれで悩んでいたのかなあ」と思えるくらい、
穏やかな自分に戻ることができます。

翻訳者、すごい。

私のように、「スピリチュアルには興味はあるけど
ちょっと信じきれないんだよねえ」という方に
真剣におすすめするシグナルキャッチングセッション、
詳しくはこちら

通常は1時間8,000円のところ、
今月末までは、モニター価格として
5,000円で受けられるそうですよ!
興味のある方は急いでねー!

2015/09/01

秘められた約束

 人との別れを経験したときに、必ず思い出す言葉がある。

「あのね、人が出会うときにはどうして出会ったかっていう意味があって、出会ったときに秘められていた約束っていうのが終わってしまうと、もうどうやってもいっしょにいられないんだよ。」
 楓がそのあとふいに私にそう言った。
(よしもとばなな『王国 その3 ひみつの花園』p119より)

 この半年で、私の環境はかなり変化した。ある人たちとは、その前はよくやりとりしていたけれど一切の連絡を取らなくなった。またある人たちとは、まだ親しい付き合いが続いている。そして、またある人たちとは、この半年で一緒に仕事をするようになったりもしている。

 そのたびに思うのだ。この人とはどんな秘められた約束があるのだろう、そして、それはいつまで続くのだろう、と。

 人との別れは、それとわかるときばかりではない。あとになって思い返せば、あのときが最後だった、ということだってよくある。もうそのときには、約束が終わっていたということなのだろう。

 私の中には、あといくつ秘められた約束があるのだろう。
 そして、あとどれだけの人と出会うことができるのだろう。

 今の私は、それを楽しみにしている。

2015/08/30

知ってから読むとどう思う?

私が住んでいる山形県の企業で
有名なところと言えばきっと名前が挙がるであろう、天童木工

その天童木工のプロダクトのひとつとして有名な
バタフライスツールを知っていますか?

デザインはあの柳宗理さん。
こんなきっかけで、バタフライスツールが生まれたそうです。
http://shop.ydn.or.jp/kokoro/vol002/tendo_index.html

このサイトには、
「この美しく柔らかい曲線を作り出すためには、
山形にある家具メーカー、天童木工の高度な成形合板技術が不可欠でした。」
とあります。
http://www.sempre.jp/brand/butterfly-stool/

それはどういうことなのか、
上記のサイトでは説明しきれていません。

それが詳しく書いてあるのは、ここです。
http://www.tendo-mokko.co.jp/6stories/products.html

開発は1954年、発売は1956年ということですから、
成形合板という技術をいちはやく取り入れた
天童木工をしても、柳宗理のデザインを実現するのには
2年の月日が必要だったということになります。

しかも、バタフライスツールを製作するために
多額の投資もしているそう。
9ミリが定番の合板加工の世界で、
バタフライスツールは
7ミリという限界の薄さでの成形に挑んだそうです。

そして、それを
どんな人が作っているかも、
天童木工のサイトにはきちんと掲載されています。
http://www.tendo-mokko.co.jp/6stories/craftsmen.html


こういったことを知ってから、
このサイトを見てみてください。
http://www.malsyo.co.jp/tendo_T0521.html


もったいない!と思いませんか?

この説明だけでは、バタフライスツールのよさは
伝わりきらないですよね?

どんなきっかけで、
どんな思いで、
どんな人が関わっているのか、

そんなことが何も書いていない文章からは、
温度が伝わってきません。

物を「ただの物」、
サービスを「ただのサービス」
として売りたいのならば、それでもいいかもしれません。

でも、自分が関わっている商品やサービスであれば、
そしてそれがいいものであればあるほど、
気に入って買ってもらいたいですよね。

あなたの商品やサービスの紹介文は、
ただ事実を書いてしているだけの
もったいない文章になっていませんか?

その裏のストーリーを知ることで、
その商品やサービスに持つ感情が変わることを体感して、
それを自分自身に応用しましょう!

それだけで、きっと反応が変わってきますよ。

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2015/08/27

これ、本当に同じ商品?

巷ではパンケーキが女性に大人気ですよね。
(私はどちらかというとパンケーキよりはドーナツ派なのですが…)
ご自宅でパンケーキを焼くという方も多いかもしれません。

楽天で人気なのが、
NORTH FARM STOCKの「北海道パンケーキミックス」です。

どんな商品なのか、このサイトを見てみてください。
http://item.rakuten.co.jp/kss-s/k3849-512-5/?l2-id=pdt_overview_stext#10038375

えー?これが人気なの?
と思ったあなた、正解です。
これだと、人気の理由はさっぱりわかりませんよね。

では、NORTH FARM STOCKのサイトを見てみましょう。
http://nfs.shop-pro.jp/?pid=34682265

最初に見たサイトよりは、
どんなものかがわかりやすくなりましたね。
こだわりについても書いてあるので、
なるほど、そういうところにこだわっているのか
ということは伝わります。

それでは、次にこのサイトを見てください。
http://item.rakuten.co.jp/wagamachi-tokusan/0121000022/

ふんふん、なるほど。
公式サイトよりもわかりやすいと思いませんか?
NORTH FARM STOCKがどういう会社かもわかるし、
このパンケーキミックスでつくると、
おいしそうなパンケーキができそうです。

最後に、このサイトを見てみましょう。
http://item.rakuten.co.jp/angers/138531/

どうでしょう?
どう感じましたか?

私は、このサイトを見てはじめて
「これ、買いたい!」と思いました。

「他のパンケーキミックスにはもう戻れない」ほどおいしく、
「お店みたいにきれいに焼け」て、
「1日わずか500個しか作れない」もので、
「これ以外では、ホットケーキは作りません」と言わせてしまう
ホットケーキミックスなら、買ってみたいと思いませんか?

ほかのホットケーキミックスと何が違うのかが
とてもわかりやすく書いてありますし、
6分でパンケーキが焼けてしまうこともわかり、
おまけにどんな用途で買っている人が多いかもわかります。

最初に見たサイトと、このサイトを
もう1度見比べてみてください。

最初に見た商品と同じものだとはとても思えませんよね?

これこそが、ストーリーの力なのです。

同じ商品でも同じサービスでも、
そこにこんなストーリーがあるかどうかで、
購買意欲はこれだけ変わるのです。

あなたの商品やあなたのサービスの紹介文は、
最初に見たサイトのようなものになっていませんか?

2015/08/26

【工藤春奈のものがたり】12 再び、編集の道へ

前回はこちら

山形に戻ってからしばらくは、
療養という名目で、ひたすら何もしない日々を送りました。
そのころの私の行動は、
午前中は家で読書か昼寝、
午後になったら県立図書館に本を借りに行き、
母のスーパーへの買い物に付き合うのが定番。

でもそれを半年近くも続けるとさすがに飽き、
体調も落ち着いてきたので
「そろそろ働きたいなあ」と思いはじめました。

とは言っても、
山形に編集の仕事は多くありません。
就職するにも、したいことは何もなく、
それなら事務作業で残業がないところがいいという
またまたお決まりの消去法でなんとなく履歴書を送ったのは、
ある奉仕団体の期間限定の事務所でした。
(振り返ってみると、人生の折々で
消去法で決めたことが多すぎる……!)

地元の会社の社長さんばかりが集まっていたその団体では、
人の上に立つ人の仕事のしかたを
たくさん目の当たりにすることができました。

今でもお付き合いさせていただいている方もいるし、
私にとっては、父のような存在の人ばかりです。

そしてその会員だったある印刷会社の社長さんに、
「以前そういう編集の仕事をしてたんだったら、
うちの子会社で制作編集をやってるから、うちに来い」
と引っ張ってもらい、その期間限定の事務所が解散したあと、
私は再び編集の仕事に戻ることになりました。

また大好きな編集の仕事ができる!
そんな思いで、喜び勇んで入社したのは、今から12年前の秋でした。

13へ続く。

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2015/08/25

ストーリーは違うものを生む?

以前、
ある方の自叙伝の執筆をお手伝いしたことがあります。

その方は、早くに亡くなられた旦那様が経営していた
ディーラーを引き継いでいました。
「お客様には
『ここが好きだから、いつまでもがんばって』と言ってもらってるけど、
年をとって仕事が大変になってきたし、
私は車もそんなに好きじゃないし、
もういつ引退しようかと思ってるの」とおっしゃっていました。

それでも、それまでの経験や思い出深いエピソードを伺うと、
私には、どうしても車が好きだとしか思えませんでした。

いくつかそういうお話を聞いたあとに
「車はそんなに好きじゃないとおっしゃってますけど、
きっと本当は車がお好きなんですよね?」と聞くと、
その方は虚を突かれたように黙ってしまいました。

そしてしばらく沈黙したあと、
「そうね、そういえば私、車が好きだったのね。
だからこの会社をなくしたくなくて、
今までがんばってきたのね」
と言い、涙を流していました。

そう自覚されたあとにその方が発したのは、
「ああ、だから◯◯をやろうと思ったんだった」
「◯◯をやったのは車が好きだったから」
と、仕事に対するポジティブな言葉ばかり。

それまでは
どんなに仕事が大変だったかに焦点を当てていた自叙伝は、
その中身を大きく変えることになりました。

そして、その自叙伝を配ったあと、
お客様から
「◯◯さんの考え方にすごく共感できたよ。
これからもよろしく」という声がその方の元に相次いだそうです。
私にとっても、とてもうれしい声でした。

いつ引退しようかと考えていたその方は、
もうしばらくは仕事を続けると決め、
実際にそれから5年近く、
それまでと同じように仕事をし続けたそうです。

代替わりをされた今も、
「◯◯のときはあの店に行くよ」というお客様が多いと聞きます。
それはきっと、
あの方が一生懸命伝えてきたあの会社の世界観が
お客様に受け入れられているからなのです。


ストーリーの種になるものに
自分自身で気づいている人は、決して多くはありません。

そんなときに私が注目するのは、
相手が言いよどんだり、逆にあまりにもサラッと流したりすること。

ご自分でも気づかないところに
私がコツンと引っかかることで、
相手の中に潜んでいるエピソードに気づくことができます。

そしてそれを魅力的なストーリーに仕立てるために、
これまでに身につけた質問力を活かしてあなた自身を掘り下げて、
あなたのエピソードを編集していきます。

自分がどんな人間なのかをわかりやすく説明し、
もっと輝けるエピソードを含み、
自分の代わりに雄弁に語る文章を書くことで、
あなた自身を魅力的に発信していきませんか?

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2015/08/22

「コツン」で「のに」を減らしたい

今日の午前中は、
すでに水面下で開催している
ストーリー発掘モニター講座でした。

そのときに、
私が何を大事にして話を聞いているか、
質問しているのかが
イメージとして描けた瞬間があったんです。

それは、「コツン」があるかどうかということ。

取材でも講座でも、話を聞く時間は多くなります。
そのときに、
どうしても止まって確認せざるを得ないポイントが
必ずあるんです。

自分のことはなかなか見えていませんから、
魅力につながるとは思ってもいなかったことを
サラッと一言で終わらせる方もいます。
自分ではこれが最終的な答えだと思って、
その手前のことを言っている方もいます。

そういうときは、どうしてなのかはわからないけれど
どうも引っかかるんですよね。
「そうなんだー」と流せないところがあるのです。

そこを掘り下げていくと、
実はすごいエピソードを持っていたり、
もっと奥に、
さっきとは違う思いを抱いていたりすることがあります。

それに気づくと、みなさん
「ああー、そうだったんだ……」
とおっしゃいます。

そうおっしゃったあとは、
もちろん、言うことが変わってきます。
心なしか声まで明るくなったりも。

そんな瞬間に立ち会えることが、
とっても嬉しいなあと思えるんです。

人間にはいろんな面がありますから、
キーワードによって、
さまざまなストーリーを仕立てられます。

その中で私がやっていくのは、
その人が提供しているサービスや商品を
もっと魅力的に見せるためのストーリーづくり。

「コツン」を大事にすることで、
「ここを出すと、この商品はもっと売れると思うのに」
「あの人、せっかく◯◯なんだからそれを出せばいいのに」
という
「のに」を減らしたいと思っています。

「コツン」と「のに」。
私にとっては、大事なキーワードになりそうです。

2015/08/21

【工藤春奈のものがたり】11 諦めと都落ち

仕事はとても楽しかったはずなのに、
なんだか最近体調も悪いし、
立てる企画もパッとしない、
どうして毎日気持ちが晴れないんだろう?

まるで頭の上に大きい金属の板が乗っているみたい。

そう思ったのは入社3年目の4月。
そこから転げ落ちるのは、あっという間でした。

まずものが食べられなくなり、
それまではパンパンに太っていたのに
みるみるうちにげっそり痩せ、
電車でも会社でも過呼吸を起こすようになり、
それでも「私は大丈夫」と言い張る……。

今の私が当時の自分を見たら
有無を言わさずに病院に引っ張っていきますが、
当時は自分で自分のことをうまく認識することもできず、
ただ「大丈夫」というだけ。
どう見ても大丈夫じゃないのに、です。

それがどうにもならなくなって
上司に無理やり連れて行かれた病院で下った診断は、
「鬱病とパニック障害、それもかなり重度。
即入院が望ましい」
でした。

ずっといい子で来てしまった私は、
それを親に言うのがひどく怖く、
ひたすら「ごめんなさい」と言っていたのを思い出します。

入院したのは大学病院の精神神経科。
そんなところに自分がいるということを認められなくて、
毎日「早く退院させてください」と言っていました。

休職と復職を何回か繰り返しても
以前の状態に戻ることはなく、
結局私は入社4年目を迎えるタイミングで
退職することになりました。

山形に編集の職が少ないだろうことはわかっていました。
そして、
それに耐えられるだけの気力も体力もないことも
認めざるを得ませんでした。

泣く泣く編集の仕事を諦め、
都落ちの気分で
絶対に戻りたくないと思っていた山形に戻ることになったのです。

12へ続く。